<本サイトは記事内にPRが含まれています>
腰サポーター(腰痛ベルト)って効果があるの?
腰痛のときにつける腰サポーターは腰痛を治すための補助的な道具として使われています。
腰が痛いときに腰サポーターをつけるとどんな効果があるのでしょうか?
また、腰サポーターを使って腰痛を改善するためにはどのようなことをすればよいのでしょうか?
こちらの記事では腰痛時に使われる腰サポーターの効果的な使い方についてご紹介します。
腰サポーター(腰痛ベルト)は効果があるのか?
腰サポーターは腰痛そのものを治す道具ではありませんが、腰痛を改善するための補助的な役割としての効果があります。
腰痛は、急性期(急に痛くなったとき)には安静が大切です。
傷めた部分が自然に治っていくのを邪魔しないためです。
反面、安静にし過ぎて筋力が低下してしまうと却って腰痛を繰り返しやすくなってしまうため、ある程度動くことも必要です。
そんなときに腰サポーターを使うことで、
- 動きを制限し、患部の安静や痛みの誘発・悪化を防ぐ
- 適度に圧迫することで痛みを抑える
- 腹圧を高めることで腰の負担を減らす
- 正しい姿勢を補助する
など、腰痛の症状を緩和する効果が得られます。
そして安静にし過ぎず、でも無理をし過ぎない、腰痛を治していくためのちょうど良い加減に制御しやすくなるのです。
一方で、痛みが長引くときには治療が必要な疾患が隠れている可能性もあります。
腰痛がなかなか良くならない場合は受診をしましょう。
また、腰サポーターの予防効果については議論が分かれています。
重い物を運ぶときなど腰痛予防のために使う場合は、サポーターに依存し過ぎると自分の筋肉が弱ってしまうので、作業が終わったらはずして必要以上に使い過ぎないよう注意しましょう。
腰サポーターは上手に使うことで腰痛の改善を手助けしてくれますが、ただ着用していれば良いわけではありません。
効果的な選び方、使い方を知って上手に利用しましょう。
腰サポーター(腰痛ベルト)どんな時効果がある?
腰サポーターの効果が期待できるのは以下のような場合です。
1)ぎっくり腰など急性の腰痛
2)そのまま動くのはつらいけれど、サポーターを使えば痛みが軽減するとき
3)咳やくしゃみをした際、腰に痛みが走るとき
以下で詳しく解説します。
1)ぎっくり腰など急性の腰痛
ぎっくり腰などの急な腰痛では、腰サポーターの着用をおススメします。
そのままではトイレに行くことすらままならないような場合でも、サポート力の強い腰サポーターを使うことで患部の安静を守りながら必要最低限は動ける状態になれることが多いです。
もちろん、急性期は必要以上に動くのは危険なので、動き過ぎには注意しなければなりません。
少し痛みが落ち着いてきたら、動きの制限の少ないサポーターに変えたり、無理の無い範囲でサポーターを外したりしながら動く機会を増やし、回復に向けて自分の筋肉を使うようにしましょう。
ぎっくり腰のような急な腰痛のときは、まずはサポーターをつけて腰を守ることが大切です。
2)サポーターを使えば痛みが軽減するとき
サポーターを使うことで痛みが軽減し動きやすくなるならば、積極的に使いましょう。
腰の痛みは安静にし過ぎると、筋肉が落ちて腰痛を悪化させるなど悪循環になりやすいです。
例えば普段の生活はサポーター無しでも大丈夫だけれど買い物で荷物を持つと腰がつらい、というときには買い物のときだけ腰サポーターを着用するなど、場面に合わせて使うことも有効です。
そして痛みが軽減してきたら徐々にサポーターを使う機会を減らし、自分の筋肉で体を支える機会を増やしていきましょう。
3)咳やくしゃみで腰に痛みが走るとき 200
風邪をひいたときなど、咳やくしゃみを繰り返しているうちに腰が痛くなってきたら、腰サポーターで早めに腰を守りましょう。
実は咳やくしゃみには、ぎっくり腰になってしまうほどの威力があります。
咳やくしゃみをするときに体を「くの字」に曲げないように気をつけるなどの対処法も有効ですが、同時にサポーターを着用しておくと安心です。
腰痛サポーターを長期間使うと筋肉が衰えるのはホント?
腰サポーターを長期間着用し続けることで筋肉は確かに衰えますが、使い方次第で筋力低下を軽減することもできます。
長期間の着用で筋肉が衰えてしまう理由は、腰サポーターによって腰の安静が保たれるためです。
基本的に、痛みが強いときには患部の安静が必要になります。
一方で、安静にし過ぎてしまうと筋肉の低下が大きくなってしまう為、治ってまた動き出したときに腰痛を繰り返してしまいがちです。
そうならないために、患部の安静は保ちつつ、ある程度動くことが大切なのです。
もし腰サポーターを使うことで痛みが抑えられ、動きやすくなるならば使うべきでしょう。
そして時間と共に徐々に痛みが和らいできたら、サポート力の弱いサポーターに変えたり荷物を持つときなど痛みを伴う動きをするときだけ着用したりしてサポーターを使う時間を減らしましょう。
そうすることで、腰サポーターを使うことである程度筋力は衰えてしまうものの、余計な筋力低下は抑えることができます。
腰痛サポーターの選び方3つのポイント
いざ腰サポーターを選ぼうとしても、多くの種類があってどれを選んだら良いのか迷ってしまうこともあると思います。
ここでは以下の3つのポイントに絞って、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
- ポイント1)ベルトの硬さ:硬いほどサポート力は強く、動きは制限されます。
- ポイント2)ベルトの太さ(縦幅):太くなるほどサポート力は強く、動きは制限されます。
- ポイント3)ベルトの素材:通気性、フィット感、保温効果など、素材によって特徴があります。
以下に詳しい説明をしますので、腰痛の程度とやサポーターを使う目的に合わせて選びましょう。
ポイント1)ベルトの硬さ
ソフトタイプ、ハードタイプ、そしてその間のミドルタイプと、ベルトの硬さは大きく3種類に分けられます。
(メーカーによって表記は様々です。)
●ソフトタイプ
動きやすさ重視の反面、サポート力は弱くなります。
動きやすいので腰をサポートしながらスポーツをするなど動きが多い方向けと言えますが、腰痛の程度によってはサポート力に不安を感じることもあるかもしれません。
●ハードタイプ
動きがかなり制限されるので、ぎっくり腰など動かすと痛みが強い場合におススメです。
腰部分にプレートや支柱が入っているタイプならさらにサポート力が強くなるので、安心感が強くなります。
●ミドルタイプ
スポーツができるほど軽い痛みではないけれど、ぎっくり腰ほどの激しい痛みではない場合にミドルタイプを選ぶと良いでしょう。
ポイント2)ベルトの太さ(縦幅)
一般的にベルトが太いほどサポート力が大きい反面、動きの制限も大きくなります。
症状や使用目的に合わせて太さを選びましょう。
●太いベルト
ぎっくり腰など痛みの激しい腰痛の急性期に使いたい場合は、腰の安静が重要なので、動きの制限が大きくパワフルに保護してくれるベルトが太いタイプのサポーターがおススメです。
●細いベルト
腰を守りつつもスポーツなどしっかり体を動かす必要がある場合は、ベルトが細いタイプを選ぶと動きの制限は少なくて済みます。
●中間のベルト
腰に不安がありつつも仕事や家事などである程度動きたい・動ける場合は、それらの中間の太さのものが良いでしょう。
ポイント3)ベルトの素材
素材によってフィット感や通気性などの特徴があります。
それぞれの素材に特徴がありますが、複数の素材を使ってそれぞれのいいとこ取りをした商品も販売されています。
●ゴム素材
体に密着しやすく、ズレにくいことが特徴です。
ベルトが細いタイプは一般的にズレやすい場合が多いですが、ゴム素材ならよくフィットするので安心です。
また、畳めばコンパクトになるので持ち運びにも便利です。
デメリットは通気性が他の素材と比べて劣ることです。
●ナイロン・ポリウレタン素材
保温効果が期待できるので、冷え性の人や寒い時期に腰が痛くなりやすい方におススメです。
逆に夏場は暑くて使いづらいかもしれません。
●メッシュ素材
通気性が良いので、スポーツや動き回る仕事などで使いたい方におススメです。
乾きが早いので気軽に洗濯ができます。
デメリットはサポート力が弱くなりがちな事です。
まとめ
いかがでしたか?
腰サポーターは腰痛の強い味方である反面、使い方に注意が必要であることがお分かりいただけたと思います。
また、症状によってどの程度のサポート力が必要なのかを見極めることも大切です。
腰痛は、ほとんどの人が多かれ少なかれ経験します。
そして症状が強くなってしまうと、回復には時間がかかります。
いざ腰痛になった時、速やかにセルフケアできることが軽い症状で終わらせるためには必要です。
腰サポーターで腰痛をケアして、痛みのない元気な毎日を過ごしましょう!