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- 痩せられない原因は姿勢にある?
- 猫背を矯正することでダイエット
- 反り腰を矯正することでダイエット
「運動をしても思ったように体重が減らない」
「食事制限はつらくて続かない」
…そんなお悩みをお持ちの方は多いと思います。
実は、痩せられない原因の1つが姿勢にあることをご存じだったでしょうか。
運動や食事制限の効果がなかなか出ないのは、もしかしたら姿勢が悪いからかもしれません。
こちらの記事では、猫背や反り腰といった不良姿勢を矯正することで得られるダイエット効果について解説しています。
ダイエットがなかなか成功しない方は、ぜひお役立てください。
姿勢改善でダイエット効果が出る3つの理由
「姿勢を改善するとダイエット効果が出やすくなる」
…そんな話を聞いたことがありませんでしょうか。
姿勢を改善することで、ダイエット効果が出やすくなる理由としては、次の3つの点があげられます。
- 安静時代謝が上がる
- 体幹の筋肉をしっかりと使えるようになる
- 見た目やせにつながる
姿勢を改善することでダイエット効果が出やすくなる理由の1つが、安静時代謝が上がる点です。
また、姿勢が改善すると体幹をしっかりと使えるようになるため、お腹のまわりに「筋肉のベルト」ができます。
姿勢改善にともなって「出るところが出て、引っ込むべきところは引っ込む」ことで、見た目やせにもつながります。
それぞれの理由について、さらに詳しく見ていきましょう。
安静時代謝が上がる
姿勢を改善するとダイエット効果が出やすくなる理由が、安静時代謝が上がるためです。
人間の代謝は大きく分けて以下の3つに分類されます。
- 活動代謝…意識的に身体を動かしたときに消費されるエネルギー(カロリー)
- 食事誘発性熱産生…食事をした後に起こる一時的な代謝量の増加
- 基礎代謝…意識しなくても1日の間に消費されるエネルギー(カロリー)
このうち、姿勢を改善することでアップするのが基礎代謝です。
1日の代謝(消費されるエネルギー)のおよそ6割を、基礎代謝が占めています。
そして、基礎代謝のうちの6割を、筋肉と内臓の活動が占めているのです。
よい姿勢を維持すると自然と筋肉が使われるだけでなく、内臓機能も向上します。
そのため、とくに運動をしなくても痩せやすい体質になるのです。
体幹の筋肉をしっかりと使えるようになる
体幹の筋肉をしっかりと使えるようになる点も、姿勢を改善することでダイエット効果が出やすくなる理由の1つです。
体幹は全身から両手と両足を除いた部分のことで、代表的な筋肉としては腹筋と背筋があげられます。
よい姿勢を維持するときには、自然と体幹に力が入るため、自然と「筋肉のベルト」によってウエストが引き締められます。
見た目やせにつながる
姿勢を改善するとダイエット効果が出やすくなる理由として、見た目やせにつながる点もあげられます。
猫背や反り腰といった不良姿勢を続けていると、お腹やお尻が出たり、下半身太りを引き起こしたりします。
姿勢が改善されることでそのようなスタイルの悪化が解消され、見た目やせ効果が得られるのです。
痩せるための正しい姿勢とは
毎日を正しい姿勢で過ごしていると、とくに意識しなくても痩せやすい身体を手に入れることが期待できます。
そのためには、痩せるための正しい姿勢について知っておくことが重要です。
そこで、人間の基本動作である「座る・立つ・歩く」ときの正しい姿勢についてご紹介します。
- 座るとき…骨盤を起こす
- 立つとき…丹田を意識する
- 歩くとき…歩幅を少し広くする
デスクワークなどで長時間椅子に座る場合、骨盤を起こすイメージを持つことが非常に重要です。
骨盤が前後に傾くと、猫背や反り腰の姿勢になるため、体型が崩れやすくなります。
立つときには丹田を意識し、上半身はリラックスさせつつも、下半身の筋肉がしっかりと使われるようにしましょう。
歩くときには歩幅を広くすることで、下半身やせ効果だけでなく、全身のスタイルアップにもつながります。
それぞれについて、さらに詳しく解説します。
痩せるための正しい姿勢【座るとき】
座るときの正しい姿勢のポイントは、骨盤を起こすイメージを持つ点です。
椅子に座るときには深く腰かけ、背筋を自然に伸ばすよう意識しましょう。
椅子に浅く腰かけた状態で背もたれに寄りかかると、骨盤が後ろに倒れ、体幹の筋肉が使われないだけでなく、お腹が出て見えてしまいます。
椅子に座るときは、坐骨を座面に付け、その上に上半身を乗せるよう意識しましょう。
痩せるための正しい姿勢【立つとき】
立つときの正しい姿勢のポイントは、丹田(おへそと恥骨の間あたり・下腹部)を意識する点です。
丹田に力を入れるイメージで立つと、上半身をリラックスさせた状態で、なおかつ真っすぐに伸ばすことが可能となります。
次のような方法で、正しい立ち方を身につけましょう。
1. 両足の内くるぶしを付けて立つ
2. 両手を重ねておへその下にあてる
3. お尻の穴を閉めるようにして、上半身をまっすぐに伸ばし
4. お腹を膨らまさないように意識しながら、鼻で大きく呼吸する
5. 10回呼吸したら両手を横におろしてリラックスする
この状態が、丹田に力が入った正しい立ち方です。
上半身をまっすぐに伸ばす際、ひざは適度にリラックスさせておきましょう。
ひざに力が入り過ぎると、反り腰の姿勢になるリスクが高くなります。
痩せるための正しい姿勢【歩くとき】
歩くときの正しい姿勢のポイントは、歩幅を少し広くする点です。
歩幅を少し広くするよう意識すると、上半身が自然と真っすぐに伸び、見た目やせ効果が得られやすくなります。
また歩くときに腕を大きく振ることで、下半身だけでなく、上半身の脂肪を燃焼させることも期待できます。
猫背を改善するとこんなダイエット効果が
猫背を改善することでこんなダイエット効果が
ダイエットの効果を出やすくするためには、猫背の改善に取り組むことが重要です。
猫背の姿勢になると、体幹がしっかりと使われる基礎代謝の低下を招くだけでなく、スタイルの悪化にもつながります。
猫背とは
猫背はその名の通り、背中が丸くなった姿勢を意味します。
背骨は横から見ると、アルファベットの「S」のように、緩やかに弯曲しています。
ところが、ストレートネック(スマホ首)になったり、骨盤が後ろに傾いたりすると、背中のカーブが目立つようになり、結果として猫背になるのです。
スマホをよく使っている方や、デスクワークをメインとされている方に猫背が多く見られるのもそのためです。
猫背のデメリット
猫背の姿勢を続けていると、次のようなリスクを生じる可能性が高くなります。
- 身体的不調
- 精神的不調
- 見た目の悪化
それぞれについて簡単に見ていきましょう。
身体的不調のリスク
猫背になると身体的不調を引き起こすリスクが高くなります。
代表的な身体的不調としては肩こりや首こりがあげられます。
肩こりや首こりがひどくなった場合、頭痛を発症したり、寝違えを起こしたりするケースも珍しくありません。
精神的不調のリスク
猫背によって首こりがひどくなると、精神的不調のリスクを高めることがあります。
首には星状神経節と呼ばれる神経のツボがあり、首こりによって神経圧迫が起こると、自律神経のバランスが乱れます。
その結果、自律神経失調症やパニック障害、うつなど精神的不調を引き起こすリスクが高くなるのです。
見た目が悪化するリスク
猫背になると実際の年齢より老けて見られたり、やる気がないように思われたりと、見た目が悪化するリスクもあります。
また、背中を丸めているとお腹にシワが寄った状態になるため、実際の体重以上に太って見られることもあります。
猫背を改善することでこんなダイエット効果が!
猫背を改善した場合、次のようなダイエット効果を得ることが期待できます。
- 脂肪燃焼効果
- 血行促進効果
- 体型改善効果
それぞれについて解説します。
・脂肪燃焼効果
猫背を改善した場合、脂肪燃焼効果を高めることが期待できます。
正しい姿勢を身につけると、これまで使えていなかった筋肉を自然と動かせるようになります。
その結果、運動効率が上昇するため、脂肪燃焼効果も高めることが期待できるのです。
・血行促進効果
猫背を改善した場合、血行促進効果も期待できます。
猫背の原因となる筋緊張が取り除かれると、筋肉によって圧迫されていた血管が緩み、血液の流れが促進されます。
その結果、女性に多く見られるむくみを解消し、下半身太りを改善する結果につながるでしょう。
・体型改善効果
猫背の姿勢が直ると、体型を改善する効果も期待できます。
同じ体重であっても、猫背の姿勢だとお腹が出て見えたり、下半身が太く見えたりしてしまいます。
猫背を改善すれば、そのような体型のお悩みを解消する結果につながるでしょう。
反り腰を改善するとこんなダイエット効果が
ダイエットの効果を出やすくするためには、反り腰の改善に取り組むことも求められます。
反り腰は、一見するとよい姿勢に思われることもあるため、猫背以上に気をつける必要があります。
反り腰とは
反り腰は、腰椎(腰の骨)を極端に反らし、胸を張ったような姿勢を意味します。
腹筋や背筋といった体幹の筋力が低下すると、上半身を支えきれなくなるため、腰を反らして姿勢を保とうとします。
その結果、反り腰の姿勢になってしまうのです。
筋力の弱い女性に反り腰が多く見られるのもそのためです。
反り腰のその他の原因としては、筋緊張やハイヒールを履く習慣、体重増などがあげられます。
反り腰のデメリット
反り腰の姿勢を続けていると、腰痛や腰部疾患を発症するリスクが高くなります。
腰を反らした姿勢を続けていると、腰部への負担が増加するため、腰痛が出やすくなります。
また、腰椎に対する負荷によって、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を発症することも珍しくありません。
一見すると姿勢がよく見える反り腰ですが、お腹を突き出したような姿勢になるため、下腹部やお尻がポッコリと目立つようになります。
反り腰を改善することでこんなダイエット効果が!
反り腰改善効果
反り腰を改善した場合、次のようなダイエット効果が期待できます。
- スタイルアップ効果
- 足やせ効果
- 便秘の解消効果
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
スタイルアップ効果
反り腰の改善に期待できることの1つが、スタイルをアップさせる効果です。
反り腰の方の多くに、腹筋や背筋の筋力低下が見られます。
腹筋や背筋といった体幹の筋力が低下すると、筋肉のベルト機能が働かなくなり、ウエストがたるんでみえてしまいます。
反り腰を改善すれば、体幹の筋肉が使えるようになるため、ウエストを引き締め、スタイルアップ効果が得られるのです。
足やせ効果
反り腰を改善した場合、足やせ効果も期待できます。
反り腰の方の多くに、太ももの前側(大腿四頭筋)の筋緊張が見られます。
痩せているのに足だけが太く見える場合、反り腰にともなって太ももの筋肉が張っているケースが少なくありません。
反り腰の改善にともなって足にかかる負担が均等になると、自然と足のラインをキレイにすることが期待できます。
便秘の解消効果
便秘の解消も、反り腰の改善で期待できる効果の1つです。
反り腰の姿勢を続けていると、お腹のインナーマッスルである腸腰筋が常に緊張してしまいます。
腸腰筋が硬くなると、腸管が圧迫されるため、便秘のリスクが高くなります。
筋力が弱く、反り腰気味の女性に便秘が多く見られるのもそのためです。
反り腰を改善し、腸腰筋の筋緊張を防ぐと、便秘の解消につながります。
便秘が解消されれば、ポッコリお腹を改善する結果にもつながります。
まとめ
猫背や反り腰の姿勢を続けていると、不調を引き起こしやすくなるだけでなく、実際の体重よりも太く見られる可能性があります。
また、筋緊張によって関節の動きが制限されたり、血行が悪くなったりすることで、次第に痩せにくい身体へと変化していく可能性もあります。
ダイエット効果がなかなか出ないという方は、まず姿勢を見直すことがおすすめです。
姿勢を改善すれば痩せやすい体質に変われるだけでなく、見た目やせ効果も得られやすくなります。
美容と健康のためにも、正しい姿勢を身につけるよう心がけましょう。