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「運動は好きだけれど、筋肉痛だと翌日出社する気か・・・」
確かにデスクワークを行う方も多く、またリモートワークなども一般的となった昨今、
無意識のうちに通勤時に体を動かす機会が減ったともいえます。
運動不足を痛感していても、なかなか運動の習慣がつけられない……。
それでも休みの日にはリフレッシュも兼ねて、体を動かして気分よく汗を流したい。
そのような声もちらほら聞かれるようになりました。
いざ休日には楽しいスポーツ!
平日のストレスを発散するかのように、これでもかと張り切る姿が思い浮かびます。
……そして後日にやってくる例のアレには誰もが悩んでしまうでしょう。
運動といえば筋肉痛は、切っても切り離せない悩みのひとつです。
このページでは筋肉痛について皆さまと一緒に学び、上手な筋肉痛とのつきあい方をお話できればと思います。
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筋肉痛を早く治す方法おすすめ7選
スポーツをした後に起こった筋肉痛をやわらげる方法はいくつかあります。
まずは一般的に知られている方法をあげてみましょう。
筋肉痛の手当て
・1)筋肉痛の部分をスプレーや氷などで冷やす「アイシング」
・2)ぬるま湯の入浴で、血流を促進させる
・3)お風呂上がりにストレッチをする
食事面での対策
・4)筋肉の修復に大切なタンパク質を多く摂る
・5)糖質や脂質の代謝を促すビタミンB群を考えた食事
・6)疲労回復に役立つビタミンCや内臓の頑張りにサプリメントを摂る
十分な睡眠
・7)しっかりと休養をとって、筋肉の修復に適したホルモンやペプチドの状態を整える
こうした対処法は有効的といえるでしょう。
しかし筋肉痛が起こってしまってからの対処では少し遅い気もします。
もしも筋肉痛を起こりにくくする方法があれば、より思いっきりスポーツも楽しめるのではないでしょうか。
筋肉痛の仕組みを知って、「筋肉痛になりにくい生活」について考えてみましょう。
筋肉痛を知ろう
一般的な話として、筋肉痛は運動をした後にやってくると知られているかと思います。
ところが運動に限った話ではなく、普段の通勤時でも雨や風が強かったとき、
転倒しそうになったとき、体をかばって力んでしまったときにも、筋肉痛に見舞われることがあります。
どうやら筋肉痛は普段使わない筋肉を使ったときや、強く力を入れ過ぎたときなどにも起こるようです。では、どうしたら筋肉痛が起こりにくくなるのか、ここにヒントがないでしょうか。
筋肉は頑張り屋
私たちの全身にある筋肉は、体を支えたり、食べ物を飲み込んだり、ありとあらゆる生きていくうえの行動で必要なものです。
筋肉は使うと傷ついてしまいますが、その回復の速度は非常にはやく、次の使用に備えて成長をしていく性質があります。
体を筋肉質にしたいと考える方が筋力トレーニングを続けることにはこうした理由があります。
筋肉痛の原因は乳酸ではない?!
筋肉を使うと、傷ついた筋肉を修復する必要があります。
筋肉にはミクロ単位の小さな傷が付き、その傷を修復する際に白血球などの細胞が集まって炎症が起こります。
以前は筋肉痛のメカニズムとして、筋肉を使った際に溜まった「乳酸」が関連しているといわれていました。しかし、修復時に細胞から放出される「プロスタグランジン」や「サイトカイン」などの物質が筋肉痛を引き起こしている、という説が現在では一般的です。
普段から筋肉を使う生活によって筋肉痛がおこりにくくなることは分かりました。
ところがここで一つの疑問が。
現在のように交通網も発達しておらず、日々の生活が身体を使うことで成り立っていた時代があったはずです。そのころの人達もやはり筋肉痛に悩まされていたのでしょうか。
江戸時代の人は筋肉痛とは無関係?!
江戸時代には自動車や自転車などもなく、移動手段といえばもっぱら徒歩でした。
時代劇で見かける“馬”や“かご”は庶民にはあまり一般的ではなかったといえるでしょう。
多くの人が肉体労働をして、職人はもちろん商人も身体をたくさん使ったといわれています。
では、江戸市民は毎日の筋肉痛に悩んでいたのでしょうか?
「身が入る」=「筋肉痛」?!
辞典によると江戸時代には「身が入る」という言葉が、現代の筋肉痛に近い表現であったとのことです。
身が入る(読み)みがいる
精選版 日本国語大辞典「身が入る」の解説
み【身】 が 入(い・はい)る
① 身にしみる。
※玉塵抄(1563)一二「後夜の暁には寒がみが入て骨をもとをす如なぞ」
② 気が乗って一心になる。一所懸命になる。熱中する。実が入る。
※破戒(1906)〈島崎藤村〉一〇「斯ういふ思ひ思ひの話に身が入って、四人は疲労(つかれ)を忘れ乍ら上田の町へ入った」
③ 筋肉が疲労してこわばって痛む。
※浄瑠璃・志賀の敵討(1776)一「長々の道中足に身が入て、豆が出来たとお妼の咄し故」出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
身が入る(ミガハイル)とは? 意味や使い方 - コトバンク デジタル大辞泉 - 身が入るの用語解説 - 一生懸命になる。真剣になる。「暑くて仕事に―・らない」[類語]本気・熱心・一心不乱・一心・一生懸命・本腰・真剣・身を入れる・...
しかし病気や痛みに関する資料では、筋肉痛そのものが掲載されているものはあまりないようです。
江戸時代には筋肉痛はあまり深刻に考えられていなかった可能性もあるように思います。
筋肉痛は自然と治まると考えていたのか、それとも筋肉痛はあまり一般的ではなかったのか、謎は深まります。
筋肉痛を防ごう!
運動は楽しく、ストレス解消にはもってこいの方法です。
しかし、できれば筋肉痛にはならない方が嬉しいともいえます。
どのようにしたら筋肉痛と上手につきあうことができるのかをみていきましょう。
筋肉痛を起こさないために
江戸の人々は現代の人と比べると、ほぼ毎日が運動している生活と考えることができます。
仕事だけではなく買い物でも炊事でも、とにかく筋肉を使う日常が当たり前でした。
たしかにテレビで見るアスリートの方々は毎日のトレーニングに励んでいますが、常に筋肉痛で悩んでいるという話はあまり聞いたことがありません。
つまり筋肉痛をなるべく起こさないようにするためには、普段から筋肉を使う習慣が大切なのです。
毎日の習慣で筋肉痛を防ぐ
たとえばゴルフのコンペが控えているのであれば、通勤時にひとつ前の駅で降りて歩く方法があります。
ゴルフではコースを歩く筋力も要求されます。
また、上半身の回転を支えるための土台と、しなやかな筋肉も求められるでしょう。
スイングで使用する筋肉を意識して、腕を大きく振るような歩き方です。
一日や二日ではあまり違いが出ないと思いますが、一日や二日ではあまり違いがわからないかもしれません。
しかしこれが毎日の習慣となればきっと筋肉痛を起こしにくい身体づくりにつながるのではないでしょうか。
徐々に運動の量を増やしていって、いざ休日のスポーツでも筋肉痛が起こらないという体験ができれば、今まで以上にスポーツに積極的になれるかもしれません。
血の巡りは筋肉のために
筋肉痛は筋肉を修復するときに発生するというお話をしましたが、修復に欠かせないものといえば……それは筋肉にエネルギーを補給して、不要な物質の回収もしてくれる血液です。
血流が悪くなってしまえば、筋肉の修復に時間がかかるだけではなく筋肉にとっても快適な状態とはいえません。
オフィスが寒い時には「ひざ掛け」や「上着」などで対策し、身体を冷やさない心掛けが大切です。
いろいろなリラックス方法を取って副交感神経がしっかり働ける環境づくりも大切といえます。
普段からのストレス管理も筋肉痛を防ぐ生活へとつながると考えましょう!
早めになおそう筋肉痛
それでも起こってしまった筋肉痛は、はやくなくなってほしいと願うのが人の気持ちです。
前述した「冷やす」と「温める」を交互に行い、血液の巡りをよくする方法のひとつとして「温冷浴」があります。
これは温かい湯と少し温度がさめた湯を、数分おき交互に浸かる方法です。
もちろん個人差はありますがノンビリと入浴をして、血液だけではなく疲れた気持ちもサーっと流れてくれたら心地よいかもしれません。
まとめ
筋肉痛についてメカニズムやつきあい方などについてお話をしました。
楽しいスポーツをより楽しくするヒント、運動不足や健康について考えるきっかけになったでしょうか。
くれぐれも日々の規則正しい生活があってこその健康です。
無理な運動をたまにするよりも、毎日のこつこつした運動こそがフレイル予防にも繋がるといわれます。
適度な運動を、そして楽しい運動を習慣づけて、今の健康をぜひ維持していきましょう。
この記事を書いた人
名前 | 内田 佑介さん |
職業 | 健康運動指導士 パーソナルトレーナー |
プロフィール | 臨床検査技師の国家資格取得後、医療機器営業、医療法人渉外、 臨床開発(CRA、DM)を経て医療系の文芸家として活動中。 医療系ライター 内田 佑介さん |