ぎっくり腰おすすめ市販湿布7選|冷湿布と温湿布使い分けと貼る場所

ぎっくり腰おすすめ市販

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腰痛がある場合に強い味方となってくれる湿布ですが、いろいろなメーカーがさまざまな種類の商品を出しています。

では、強い腰痛をともなうぎっくり腰を発症した場合、どんなタイプの湿布を選ぶのが正解なのでしょうか。

今回の記事では、ぎっくり腰を発症したときにおすすめの商品や、冷湿布と温湿布の使い分け方、貼る場所などについて解説しています。

痛みに応じたおすすめの湿布が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ぎっくり腰を発症した場合、まずは病院で見てもらうのが一番です。ぎっくり腰の治療に湿布だけというのはNGです。

ぎっくり腰の背後には、椎間板ヘルニアや腰椎分離すべり症など、思わぬ腰部疾患が潜んでいる可能性もあります。

自己判断で病院の受診を怠った場合、二次的な障害を引き起こす恐れもあります。

また、ぎっくり腰の急性期には湿布があまり効かないケースもあります。

ぎっくり腰の治し方はさまざまですが、いつまでも治らないといった事態を避けるため、まずは医師の治療を受けるようにしましょう。

目次

ぎっくり腰に湿布の3つの効果と役割

ぎっくり腰に湿布の3つの効果

ぎっくり腰の治し方の中で湿布を貼るとどのような効果が期待できるのでしょうか。

湿布の役割についてご紹介します。

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1)鎮痛効果

ぎっくり腰を起こした場合に湿布を貼ると、つらい痛みを鎮める(鎮痛)効果が期待できます。

3)消炎効果

ぎっくり腰のような急性腰痛には、炎症をともなうのが一般的です。

湿布に含まれる成分により、炎症の拡大を予防し、症状を早期に回復させる効果が期待できます。

2)痛みを感じにくくさせる効果

湿布に含まれる成分が皮膚を刺激すると、痛覚をまぎらわせ、痛みを感じにくくさせる効果が期待できます。

湿布の効果はいつまで継続?

貼った湿布の効果はいつまで持続するのでしょうか?

様々な湿布がありますが約1日(24時間)と「1日2回貼付」のものは効果が約半日(12時間)持続するものがあります。ロキソニンテープSは1日1回、モーラスパップは1日2回など説明書きに書いてありますので参考にしてみてください。

腰の痛みと湿布の成分

湿布の成分

 

一口にぎっくり腰といっても、痛み方は人によって実にさまざまです。

トイレに行くのも困難なほどの方もいれば、日常の動作は何とかこなせるケースもあります。

そのため、湿布に含まれている成分を知り、自分に合った湿布の種類の
選ぶのが重要です。

ここでは、湿布に含まれている代表的な成分と、その特徴についてご紹介しています。

「消炎」「鎮痛」「解熱」ロキソニンの成分ロキソプロフェン

湿布に含まれている成分として、よく知られているのがロキソプロフェンです。

ロキソプロフェンについては聞いた記憶がなくても、「ロキソニンなら知っている」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ロキソプロフェンは、正式名称を「ロキソプロフェンナトリウム水和物」といい、ロキソニン(商品名)にも含まれています。

「消炎」「鎮痛」「解熱」といった3つの効果を、バランスよく発揮するのがロキソプロフェンの特徴です。

ぎっくり腰にともなう痛みの原因として、プロスタグランジンの存在が挙げられます。

ロキソプロフェンはプロスタグランジンの産生を抑止するため、痛みを抑えたり、炎症を鎮めたりする効果が期待できるのです。

もちろん、ぎっくり腰のような急性症状だけでなく、慢性腰痛に対しても効果を発揮します。

強い鎮痛効果のあるジクロフェナクナトリウム

ジクロフェナクナトリウムには強い鎮痛効果が期待されています。

「ジクロフェナクナトリウムなんて初めて聞いた」方でも、「ボルタレンなら知っている」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ロキソニンと同様に強い鎮痛効果があるボルタレンに含まれている成分が、ジクロフェナクナトリウムなのです。

ジクロフェナクナトリウムにも、痛みの原因となるプロスタグランジンの産生を抑止する特徴があります。

鎮痛効果が高いため、ぎっくり腰のような急性腰痛に対して強い力を発揮します。

皮膚への浸透性が高いフェルビナク

フェルビナクは一般的な湿布の成分としてよく知られています。

医療機関では「セルタッチ」などの名前で処方されているので、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

フェルビナクには皮膚への浸透性が高いといった特徴があるため、湿布だけでなく軟膏として利用されるケースもあります。

急性腰痛であるぎっくり腰だけでなく、慢性的な肩こりや腰痛などにも効果を発揮します。

副作用の少ないサリチル酸メチル

サリチル酸メチルは古くから使われている外用薬の成分で、消炎・鎮痛効果が期待されています。

上記の3成分に比べると効果の面でやや劣るのですが、副作用の少ない点がメリットです。

サリチル酸メチルには冷感作用もあるため、軽症例のぎっくり腰や、慢性的な腰痛の場合におすすめです。

温湿布冷湿布の使い分けは

温湿布と冷湿布の使い分け

ぎっくり腰や腰痛があるときには、湿布を貼るとつらい痛みを鎮める効果が期待できます。

ただ、「冷湿布と温湿布のどちらを選べばよいのか分からない」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、冷湿布と温湿布の特徴や違いについてご紹介しています。

「温感冷感」湿布はどちらを選べばいい?

温感・冷感湿布ですが、基本的には、どちらを利用しても構いません。

温感・冷感いずれの湿布にも同じ消炎鎮痛剤が用いられているため、薬としての効果は同じです。

そのため、基本的には自分の好みでOKなのですが、以下の特徴をふまえて選ぶのもよいでしょう。

冷湿布(冷感)の特徴

クールタイプの冷湿布は、患部に貼るとヒヤッとした冷たい感覚を得られるのが特徴です。

冷感はメントールによる作用で、ぎっくり腰など強い炎症がある場所に貼ると、ズキズキとした熱感を鎮める効果が期待できます。

温湿布(温感)の特徴

ホットタイプの温湿布は、患部に貼るとポカポカとした温かい感覚を得られるのが特徴です。

唐辛子に含まれる成分であるカプサイシンが温感作用をもたらしており、慢性症状がある場合に貼るのが一般的です。

ぎっくり腰おすすめ市販湿布7選

ぎっくり腰を発症したとしても、時間の都合ですぐには病院に行けない場合もあるでしょう。

その場合、応急処置として湿布を貼ると、つらい痛みを緩和する効果が期待できます。

また、ぎっくり腰になりかけの段階で湿布を利用すれば、症状の発症を抑える結果にもつながるでしょう。

ここでは、ぎっくり腰におすすめの市販の湿布7選を取り上げています。

温湿布や冷湿布など、自分に合ったタイプの商品を選んでくださいね。

「ロキソニンS」

ロキソニンSには、消炎・鎮痛効果の高いロキソプロフェンナトリウム水和物が、有効成分として配合されています。

パップタイプ(水分がないタイプの湿布)なので、かぶれにくく、敏感肌の方にもおすすめです。

ロキソニンSは第一類医薬品であるため、薬剤師が常駐している薬局やドラッグストアで購入する必要があります。

伸縮性があるため、どのような体型の方にもフィットする点が特徴です。

メーカー 第一三共ヘルスケア
商品名 ロキソニンS
タイプ パップタイプ
内容量 7枚・14枚
成分 ロキソプロフェンナトリウム水和物
医薬品分類 第一類医薬品

「サロンパスA」

サロンパスAはテープタイプ(プラスター剤)なので、皮膚への刺激が少なく、はがれにくい点が特徴です。

大容量の商品もあるため、ぎっくり腰はもちろん、慢性腰痛に利用するのもおすすめです。

有効成分のサリチル酸メチルが、ぎっくり腰にともなう痛みや炎症を抑えます。

また、ビタミンEも配合されているため、血液の流れをスムーズにして、症状の改善を促進する効果も期待できます。

独自の高分子吸収体が汗を吸収してくれるため、夏場に利用しても快適です。

メーカー 久光製薬
商品名 サロンパスA
タイプ テープタイプ
内容量 12枚・40枚・140枚・240枚
成分 サリチル酸メチル、Iメントール、ビタミンEなど
医薬品分類 第三類医薬品

「ボルタレンEX」

ボルタレンEXには、高い消炎・鎮痛効果の期待できる、ジクロフェナクナトリウムが有効成分として配合されています。

ロキソニンSと同様にぎっくり腰のときにおすすめですが、第二類医薬品であるため、入手しやすい点もメリットの1つです。

ロキソニンSほどの即効性は期待できないのですが、その分、効果の持続期間が長くなっています。

症状の程度によって、ロキソニンSとボルタレンEXを使い分けるのがおすすめです。

メーカー グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社
商品名 ボルタレンEX
タイプ テープタイプ
内容量 7枚・14枚・21枚
成分 ジクロフェナクナトリウム
医薬品分類 第二類医薬品

フェイタス5.0

フェイタス5.0には、皮膚への浸透性が高い、フェルビナクが配合されています。

ロキソニンと同様に高い鎮痛効果が期待されているため、ぎっくり腰のときにもおすすめです。

フェイタス5.0には、冷感タイプと温感タイプの2タイプがあります。

炎症が強いときには冷感タイプを選び、慢性症状には温感タイプを利用するとよいでしょう。

メーカー 久光製薬
商品名 フェイタス5.0」
タイプ テープタイプ(温感・冷感)
内容量 7枚・10枚・20枚・50枚
成分 フェルビナク
医薬品分類  第二類医薬品

ロイヒ膏ロキソプロフェン大判

ロイヒ膏ロキソプロフェン大判はサイズが大きいので、腰の広い範囲に貼れる点がメリットです。

無臭タイプなので人前に出ても、湿布特有のニオイが気になりません。

テープにはコシがあるため貼りやすく、はがれにくい点も特徴です。

温感タイプなので、それほど痛みが激しくないぎっくり腰や、慢性腰痛の方におすすめです。

メーカー ニチバン株式会社
商品名 ロイヒ膏ロキソプロフェン大判
タイプ テープタイプ(温感)
内容量 7枚
成分 ロキソプロフェンナトリウム水和物
医薬品分類 第二類医薬品

バンテリンコーワパップS

バンテリンコーワパップSには、消炎・鎮痛効果の高いインドメタシンが有効成分として配合されています。

粘着性と伸縮性に優れており、動作にともなって、はがれたりズレたりする問題が少ない点も特徴です。

メントールによる冷感作用もあるため、ぎっくり腰のような炎症をともなう腰痛におすすめです。

メーカー 興和株式会社
商品名 バンテリンコーワパップS
タイプ パップタイプ(冷感)
内容量 12枚・24枚
成分 インドメタシン
医薬品分類 第二類医薬品

トクホン

トクホンには有効成分としてサリチル酸メチルが配合されており、冷感作用を得られる点が特徴です。

グリチルリチン酸の働きによって、皮膚の炎症を抑える効果も期待できるため、敏感肌の方であっても安心して利用できます。

薄手の作りで目立たないので、薄着をする夏場でも気になりません。

大容量のタイプもあるため、ぎっくり腰だけでなく、慢性的な腰痛や肩こりの方にもおすすめです。

メーカー 大正製薬
商品名 トクホン
タイプ テープタイプ(冷感)
内容量 40枚・80枚・140枚
成分 サリチル酸メチル
医薬品分類 第三類医薬品

湿布の選びのポイント

湿布の選び方

ぎっくり腰を発症した場合、湿布を上手に利用すると、つらい痛みを緩和する効果が期待できます。

ただ、自分に合った湿布を選ばないと、症状の回復が遅れたり、肌が荒れたりする場合もあるため注意が必要です。

そこで、湿布選びのポイントについてご紹介します。

自分の肌質に合わせて選ぶ

湿布を選ぶ場合、自分の肌質を考慮するのが重要です。

最近の湿布は肌への刺激が少なくなっていますが、敏感肌の方の場合、どうしてもかぶれてしまうケースがあります。

そのため、肌が弱い方は敏感肌向けの湿布や、パップタイプの商品を選ぶようにしましょう。

塗るタイプと貼るタイプの違いと特長を知ってお

シップは皮膚に貼るのが一般的です。

ただ、湿布の有効成分を直接、皮膚に塗布するタイプの商品(塗り薬)もあります。

結論から申し上げますと、貼るタイプの方が一般的に高い効果を得られます。

塗るタイプは有効成分が揮発してしまうため、貼るタイプほどの効果が期待できないのです。

その分、皮膚への刺激が少ないため、湿布で肌がかぶれるといった方には塗り薬タイプの商品がおすすめです。

冷湿布と温湿布を使い分ける

皆さんの中には「炎症=冷やす」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

基本的に炎症は冷やすのが正解なのですが、軽度の炎症の場合は、最初から温めたほうが良いケースも少なくありません。

ズキズキと患部が痛む場合は、冷感作用のある湿布を選ぶのが原則です。

もし、お風呂に入って症状が緩和するようであれば、温感作用のある湿布を選んでも問題ありません。

湿布の大きさで選ぶ

湿布を選ぶ際には大きさにも着目しましょう。

シップの中には小さいサイズの商品もあるため、腰に貼るには不向きななケースもあります。

パッケージで商品のサイズを確認し、自分の身体の大きさに合った湿布を選びましょう

ぎっくり腰で湿布を貼る場所は?

繰り返す「ぎっくり腰」の悪化と再発防止

ぎっくり腰の症状は、時間の経過とともに変化するのが一般的です。

そこで、ぎっくり腰の症状を急性期と慢性期とに分け、それぞれの時期ごとに湿布を貼る位置や貼り方をご紹介します。

急性期

ぎっくり腰を発症してから1日~2日、炎症をともなう激しい痛みに見舞われます。

急性期には痛みの場所が明確ではないケースも多いため、冷感作用のある湿布を腰全体に貼りましょう。

また、激しい痛みのために湿布を自分で貼るのが困難な場合、専門家や家族などに頼むとよいでしょう。

慢性期

ぎっくり腰の発症から48時間ほどすると、炎症状態が緩和してきます。

慢性期には温感作用のある湿布を貼ると、症状の回復を早める効果が期待できます。

痛みもピンポイントになってくるため、気になる場所に湿布を貼って問題ありません。

まとめ

ぎっくり腰を発症した場合、まずは専門家に見てもらうのが一番です。

ただ、すぐには医療機関を受診できない場合、湿布を上手に利用すると、つらい痛みを緩和する効果が期待できます。

患部がズキズキと激しく痛む場合には、冷湿布を腰全体に貼りましょう。

発症から48時間が経過した場合、温湿布を気になる場所に貼ると、症状の改善を促進する効果が期待できます。

湿布を上手に利用して、つらいぎっくり腰や腰痛に対処してくださいね。

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