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- 骨盤 矯正ベルトは効果なし?
- 骨盤ベルトの腰痛予防と改善効果
- 骨盤ベルトで寝るときダイエット効果
「骨盤ベルトを着用すると、産後の体型の崩れが改善する」
…そんな話を聞いた覚えがある女性の方は多いのではないでしょうか。
腰痛の予防・改善にも役立つと言われる骨盤ベルトとは、一体どんなものなのでしょうか。
- 骨盤矯正ベルトは効果がある?
- 骨盤矯正ベルトは効果がない?
今回の記事では、骨盤ベルトの効果や付け方、使用する際の注意点についてご紹介しています。
おすすめの骨盤ベルトも3つご紹介していますので、妊娠中や産後の女性の方は参考にしてみてください。
骨盤ベルトとは
骨盤ベルトは、妊娠中や産後のトラブルを改善する目的で使われるグッズの1つです。
妊娠中や産後の女性の身体には、さまざまな身体的トラブルが起こります。例えば妊娠中にお腹が大きくなると、腰痛や股関節痛を発症するケースが少なくありません。
出産後には骨盤のゆがみによって、身体の痛みだけでなく、産後太りに悩まされるケースもあります。
骨盤ベルトは、そのような女性のお悩みを改善する目的で用いられています。
骨盤ベルト効果なし?
- 「骨盤矯正ベルトには効果がない、付けない方が良い」
- 「骨盤矯正ベルトは付けた方が良い、ダイエットにも効果的」
…骨盤ベルトに関するインターネット上のサイトなどを見ていると、相反する2タイプの記事を多く見かけます。
いったい、どちらの話が正解なのでしょうか。
そこで、骨盤矯正ベルトに期待できる効果を具体的に見ていきたいと思います。
1. 腰痛予防と対処
2. 恥骨痛の予防と対処
3. 産後太りの予防ダイエット
骨盤ベルトの効果①腰痛予防と改善
骨盤ベルトの効果としては、腰痛の予防・改善効果が挙げられています。
では、どのような効果によって、腰痛を予防・改善できるのでしょうか。
骨盤を起こす効果
身体の土台となる骨盤がゆがむと、腰痛を引き起こしやすいとされます。
特に筋力の弱い女性の場合、骨盤が前方にゆがんだ結果、反り腰になり腰痛の発症リスクが高くなります。
ベルトを巻くと骨盤の傾きが矯正されるため、腰痛の予防・改善につなげる効果が期待できます。
筋肉のサポートをする効果
骨盤ベルトを腰に巻くと、腰部周辺の筋肉がサポートされるため、腰痛の予防・改善につなげる効果が期待できます。
動作を制限する効果
骨盤ベルトを巻くと、腰を曲げたり伸ばしたりする動作に制限がかかります。
それによって、急激な負担が腰へと掛かるのを避け、ぎっくり腰などを予防する効果が期待できます。
安心感を与える効果
骨盤ベルトに限った話ではありませんが、サポーターの類を身体に巻くと、安心感を得る効果が期待できます。
痛みを緩和する効果
すねをぶつけたときに手でさすると、痛みが緩和した経験をお持ちではないでしょうか。
人間の知覚神経は、痛みを感じる神経よりも、触覚神経の方が太くなっています。
そのため、肌をこすることで、痛みを感じにくくなるのです。
骨盤ベルトにも圧着作用があるため、痛みを緩和する効果が期待できます。
【関連記事】産後の骨盤ベルト寝るときのデメリットを解消する方法
骨盤ベルト効果②恥骨痛の予防
恥骨痛とはその名の通り、恥骨部に痛みが生じる症例を意味します。
骨盤は1つの骨からできているわけではなく、いくつかの骨が組み合わさってできており、恥骨もそのパーツの1つです。
恥骨痛の原因について
恥骨痛の原因としては、妊娠・出産期の骨盤の緩みが挙げられます。
骨盤を構成する骨同士は通常、靭帯で強固に結合されているため、骨盤が緩むような例は原則としてありません。
ですが、妊娠中にリラキシン(ホルモンの一種)が分泌されると、靱帯が緩んで、骨盤が徐々に開いていきます。
それによって、お腹の赤ちゃんがゆっくりできるスペースを作り出すわけです。
ですが、出産後も骨盤が緩んだままになると、局所への負担によって恥骨痛が出やすくなるのです。
骨盤ベルトの役割
恥骨痛に対する骨盤ベルトの役割としては、主に次のような例が挙げられます。
骨盤を引き締める役割
恥骨痛は骨盤の緩みによって生じるケースが多いため、ベルトで引き締めると痛みの緩和が期待できます。
ただし、歩くのも困難なほどの恥骨痛がある場合、恥骨結合離開の疑いがあります。
その場合は骨盤ベルトに頼るのではなく、医療機関を受診するようにしましょう。
動作を制限する役割
恥骨痛による痛みの発生を抑制するため、骨盤ベルトで動作の制限をおこないます。
注意を喚起する役割
骨盤ベルトを巻いていると、無理な動作をしないよう、普段から注意するようになります。
骨盤ベルトで痩せる?産後太りのダイエット効果
- 「出産後に太りやすくなった」
- 「体重がなかなか元に戻らない」
- 「妊娠前に履いていたパンツが履けなくなった」
…そんなお悩みをお持ちの女性は多いのではないでしょうか。
では、産後太りはなぜ起こるのでしょうか。
産後太りの原因としては、次のような例が挙げられます。
・筋力の低下
妊娠中にお腹が大きくなると、どうしても運動不足になり、筋力の低下を招く傾向があります。
筋肉は基礎代謝のおよそ20%を占めています。
筋力が低下すると基礎代謝も減少するため、食事量が変わらなくても太りやすくなるのです。
・骨盤のゆがみ
妊娠中にお腹が大きくなると、骨盤を徐々に後ろへと傾けてバランスを取ろうとします。
その状態が出産後も続くと、骨盤が後ろに傾いた猫背の姿勢になりがちです。
猫背の姿勢になると、ぽっこりお腹が目立ったり、お尻が大きく見えたりします。
産後に妊娠前のパンツが入らなくなるのもそのためです。
・生活リズムの乱れ
赤ちゃんが小さいうちは睡眠もままならず、ゆっくりと食事を摂っている時間がありません。
そのため、食べられるときに急いで食事をしたり、間食の量が増えたりします。
その結果、太りやすくなる方が少なくありません。
産後太りに対する骨盤ベルトの役割としては、主に次のような挙げられます。
・骨盤を引き締める役割
ベルトで骨盤を引き締めると、たるんだ部分をスリムに見せる効果が期待できます。
・姿勢を改善する役割
姿勢が悪い状態で生活していると、筋肉をしっかりと使えず、筋力不足を招くケースがあります。
骨盤ベルトによって姿勢を改善すると、筋力の低下防止が期待できます。
・痛みを緩和する効果
育児中は肩こりや腰痛、頭痛、股関節痛といったさまざまなトラブルに見舞われます。
ベルトで骨盤を起こし、姿勢を改善すると、そのようなトラブルのリスクを下げる効果が期待できます。
骨盤ベルトの付け方と注意点
骨盤ベルトは正しく付けないと、痛みの緩和効果や姿勢の改善効果が期待できなくなります。
骨盤ベルトを付けるときには、次のような点に注意しましょう。
- 自分の身体に合ったサイズの骨盤ベルトを選ぶ
- 寝るときには骨盤ベルトを外す
- 腰痛が悪化する場合は着用を中止する、付け方を見直す
注意点①きつい苦しい場合
骨盤ベルトが苦しい場合やきつい場合、サイズが自分の身体に合っていない可能性があります。
また、骨盤ベルトを強く巻きすぎると、関節の動きが過度に制限され、不快に感じるケースもあります。
骨盤ベルトは、その中央が大転子(だいてんし・股関節外側の膨らんだ部分)を通るようにするのが基本です。
お腹側には手のひらが入るくらいのテンションで巻けることも重要です。
そのためにも、自分の身体のサイズにあった骨盤ベルトを選びましょう。
注意点②骨盤ベルト寝る時外す
骨盤ベルトは1日中巻いていれば良いわけではありません。
確かに骨盤ベルトを巻くと、筋肉のサポートはできます。
ですが、骨盤ベルトに頼り切ってしまうと、かえって筋力の低下を招く結果につながりかねません。
また、睡眠中に骨盤ベルトを付けていると、寝返りが自由に打てなくなります。
その結果、肩こりや腰痛のリスクを高めるケースもあります。
原則として、寝ている間は骨盤ベルトを外すようにしましょう。
注意点③腰痛 悪化するケース
もし骨盤ベルトを巻いた結果、腰痛が悪化するようであれば、一時的に使用を中止するか、付け方を見直しましょう。
腰痛が悪化する原因としては、骨盤ベルトを強く巻きすぎている場合や、正しく巻けていない場合が考えられます。
強く巻きすぎると血行を阻害し、かえって腰痛を悪化させる結果につながります。
また、骨盤ベルトはメーカーによって付け方が異なるため、説明書をしっかりと呼んでから装着しましょう。
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骨盤ベルトと腰痛ベルトの違い
骨盤ベルトとよく似た商品に腰痛ベルト(腰痛帯)があります。
骨盤ベルトと腰痛ベルトの違いとしては、次のような点が挙げられます。
・付ける場所の違い
骨盤ベルトと腰痛ベルトとでは、付ける場所に違いがあります。
骨盤ベルトは基本的にウエストよりも下に付けるのですが、腰痛ベルトは腹部を大きく覆うようにして付けます。
・構造の違い
骨盤ベルトの多くはゴムやポリエステル、ナイロンといった素材で作られています。
腰痛ベルトの場合、それにプラスして金属のプレートが入っている商品も多く見られます。
・サポート機能の違い
骨盤ベルトはどちらかといえばソフトに圧迫する商品が多いため、サポート機能は弱めです。
腰痛ベルトには金属のプレートが入っている商品が多く、高いサポート機能が期待されています。
骨盤ベルトの選び方とおすすめ
骨盤ベルトを選ぶ際のポイントとしては、次のような点が挙げられます。
・サイズ
骨盤ベルトを選ぶ場合、自分の身体に合ったサイズの商品を選ぶのが原則です。
妊娠前と出産後とでは体型が変わる場合も少なくないため、サイズ選びには気を付けましょう。
・素材
骨盤ベルトにはゴム製やポリエステル製などさまざまな商品があります。
ゴム製の骨盤ベルトは滑りにくいためフィット感に優れていますが、手触りの良くない点がデメリットです。
ポリエステル製の骨盤ベルトは手触りが良いのですが、フィット感においてはゴム製に劣ります。
ですが、骨盤ベルトは毎日のように付けるものなので、自分が気に入った素材を選ぶのもポイントです。
・伸縮性
骨盤ベルトは材質によって伸縮性にも違いがあります。
出産後はある程度伸縮性のある、引き締め効果の高いベルトがおすすめです。
妊娠中は伸縮性が弱いベルトにした方が良いでしょう。
伸縮性が強すぎると、下腹部が圧迫されすぎ、気持ち悪くなる場合もあります。
・通気性
骨盤ベルトを選ぶ際には、通気性にも注目しましょう。
特に夏場はメッシュ素材など、通気性の高い骨盤ベルトを選んだ方が快適に過ごせます。
冬場は空気を通しにくい骨盤ベルトを選ぶと、お腹を冷えから守る効果も期待できます。
・ベルトの幅
産後に使う骨盤ベルトは、幅の狭いタイプがおすすめです。
ベルトの幅が広いと安定感を得られそうに思われますが、出産後にお腹を圧迫するのは避けた方が良いでしょう。
妊娠中はやや幅広の骨盤ベルトを選ぶと、大きくなったお腹を支える効果が期待できます。
骨盤ベルトおすすめ
次に、おすすめの骨盤ベルトを3つ、ピックアップしてご紹介します。
自分に合った骨盤ベルトを選ぶ際の参考にしてください。
ミズノ骨盤ベルト
ミズノ(MIZUNO) 腰部骨盤ベルト(メッシュタイプ) C3JKB50105 サポーター コルセット
ミズノのサポーターコルセットは、ダブルギア構造が特徴です。
手で引っ張る4倍もの張力が得られるため、力の弱い女性でも簡単に付けられます。
また、幅が狭いベルトなので、前かがみの姿勢になっても下腹部を圧迫しません。
腰痛を予防する際にもおすすめなのですが、「痛みがあるけど、動かなければならない」といった事情がある方にも人気の商品です。
骨盤周囲が75㎝~95㎝の場合はMサイズもしくはLサイズ、95㎝~115㎝の場合はLLサイズが標準となっています。
ナイロンおよびポリエステルが素材となっており、価格は税込みで6,490円です。
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骨盤ベルトワコール
ワコールの骨盤ベルトは、妊娠中から出産後までの長い期間をサポートしている点が特徴です。
お尻に引っ掛けて付けるため、妊娠中や出産後に体型変化があっても、ズレにくい点がおすすめのポイントです。
また、通気性を重視して作られているため、長時間付けていても蒸れにくくなっています。
サイズはヒップの大きさが目安で、Sサイズが82㎝~90㎝、Mサイズが87㎝~95㎝、Lサイズが92㎝~100㎝、LLサイズが97㎝~105㎝となっています。
ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンで作られており、価格は税込みで7,150円です。
とこちゃんベルト
とこちゃんベルトは、出産後に利用される骨盤ベルトとしてよく知られた商品です。
「とこちゃんベルトⅠ」「とこちゃんベルトⅡ」「とこちゃんベルトⅢ」の3タイプがあります。
- とこちゃんベルトⅠ…恥骨部の痛みがある方が対象
- とこちゃんベルトⅡ…仙腸関節の痛みがある方が対象
- とこちゃんベルトⅢ…子どもからお年寄りまで骨盤ケアをしたい方が対象
出産後の女性の場合、とこちゃんベルトⅠ、もしくはⅡを選ぶと良いでしょう。
ヒップのサイズが70㎝~80㎝の方はSサイズ、80㎝~88㎝の方はMサイズ、88㎝~100㎝の方はLサイズ、100㎝~120㎝の方はLLサイズが標準です。
ナイロン、ポリウレタン、発泡ウレタン、綿で作られており、価格は税込みで8,600円です。
まとめ
妊娠中や出産後の女性は、腰痛や恥骨痛といったトラブルに見舞われる傾向があります。
また、骨盤のゆがみによって、産後太りに悩まされる方も少なくありません。
骨盤ベルトはそのような女性のお悩みを改善するのにおすすめのグッズと言えます。
自分の身体に合ったサイズの骨盤ベルトを選ぶと、腰痛を予防したり、見た目痩せ効果を得たりする効果が期待できます。
今回紹介した3つの骨盤ベルトはいずれも手ごろな価格の商品ばかりです。
上手に骨盤ベルトを使って、楽しいマタニティ~育児ライフを過ごしましょう。