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この記事の内容「ぎっくり腰の応急措置」について
- ぎっくり腰の応急処置、病院に行くまでにやっておくべき5つのこと
- ぎっくりこ腰の急処置の効果と応急処置でやってはいけないこと
- ぎっくり腰は病院に行ったほうがいい理由
ぎっくり腰を起こしてしまった場合、ような応急処置をすべきかご存じでしょうか。
ぎっくり腰のような炎症性の疾患を発症した場合、直後の応急処置によって経過に大きな差が生じます。
今回の記事では、ぎっくり腰を発症した場合に、病院に行く前にやるべき応急処置についてご紹介しています。
慢性的に腰痛をお持ちの方や、ぎっくり腰を繰り返している方は、ぜひ知っておいてくださいね。
ぎっくり腰の応急処置病院に行くまでにやるべきこと5つ
万が一、ぎっくり腰を起こした場合、まずは炎症の5大兆候を鎮めるのが重要です。またさまざまな対処法についてその効果やポイントをご紹介します。
また、ぎっくり腰の症状を悪化させないように注意すべき点もあります。
そこで、ぎっくり腰の発症直後に、病院に行くまでにやるべきこと5つをご紹介します。
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ぎっくり腰直後の状態は炎症の5大兆候
ぎっくり腰を起こした直後には、炎症の5大兆候が見られます。
炎症の5大兆候とは、「疼痛」「腫脹」「熱感」「発赤」「機能障害」を意味します。
- 疼痛 患部がうずくようにズキンズキンと激しく痛みます
- 腫脹 患部が周りの場所と比べて盛り上がったように腫れてきます
- 熱感 患部が周りの場所に比べ明らかに熱を持ってきます
- 発赤 患部が周りの場所に比べて赤くなってきます
- 機能障害 ぎっくり腰の発症に伴って、通常の動作が困難となります
これらの5大兆候を抑えるための5つの応急処置の方法をご紹介します。
ぎっくり腰応急処置①まずは安静にする
ぎっくり腰を発症した場合、まずは安静にするのが一番です。
ぎっくり腰からの回復期には、ある程度身体を動かすのも重要です。
しかし、発症直後に身体を動かすと、かえって症状を悪化させてしまいます。
ぎっくり腰の発症から48時間程度は、安静が第一だと覚えておきましょう。
ぎっくり腰応急処置②患部を冷やす
ぎっくり腰を発症した直後には、ズキンズキンとした激しい痛みと患部の熱感が見られます。
そのため、アイスパックや氷水を入れたビニール袋などを利用して、患部の感覚がなくなるまで冷やしましょう。
冷やす時間は、1時間おきに10分から15分程度が目安です。
冷やす期間は発症から48時間を目安とし、それ以降は温める方向に切り替えるのがおすすめです。
ぎっくり腰への応急処置③ 痛み止め
患部を冷やしても痛みがひどい場合はいかのような痛み止めの方法を実施してみましょう。
・「痛み止め」ロキソニン
ぎっくり腰を発症した場合の応急処置として、痛み止めを利用するといった方法があります。
代表的な痛み止めとしては、ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)や、ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)が挙げられます。
ロキソニンには即効性があるのですが、効果の持続期間が短いといった特徴があります。
ボルタレンは徐々に効果を発揮し、持続期間も長いため、ぎっくり腰の急性期の処置としておすすめと言えそうです。
ただし、薬が効いている間に無理をしてしまうと、効果が切れた時に痛みが悪化する恐れもあります。
急性期には痛み止めを服用し、安静にするよう心がけましょう。
・痛み止め「ツボ」
ぎっくり腰への対処法として、ツボ押しが挙げられるケースもあります。
代表的なツボとしては、腎兪(じんゆ)や委中(いちゅう)、承山(しょうざん)などが挙げられます。
ですが、急性期にツボ押しとしたからといって、ウソのように痛みが消えるわけではありません。ツボ押しで筋肉を緩めたり、血行を促進したりすると、症状の回復を早める効果が期待できます。
・痛み止め「湿布」
ぎっくり腰を発症した場合、応急処置として湿布を貼る方法があります。
湿布にも鎮痛効果のある、ロキソプロフェンナトリウムやジクロフェナクナトリウムが成分として含まれています。
冷湿布にも温湿布にも同じような消炎鎮痛剤が配合されているため、基本的にはどちらを選んでも構いません。
ですが、ぎっくり腰の発症直後は患部が熱を持ったようになるので、冷湿布を貼る方が心地よいでしょう。
ただし、冷湿布にはアイシングの効果はないので注意しましょう。
温かいコーヒーが入ったカップに冷湿布を貼っても、中のコーヒーを冷やす作用は期待できませんよね。冷湿布はあくまでも、痛みを一時的に鎮めるためのアイテムだと覚えておきましょう。
ぎっくり腰応急処置④ 無理な姿勢を避ける
ぎっくり腰の発症直後は、激しい可動痛(身体を動かす際の痛み)に襲われます。
そのため、痛みが出るような無理な姿勢は避けるようにしましょう。寝るときは痛い方を上にして横向きになり、ひざを曲げて休むようにしましょう。
ぎっくり腰応急処置⑤ 患部を圧迫する
ぎっくり腰を発症した場合、腹巻などを利用して患部を圧迫しましょう。
痛みを感じる神経よりも、圧触覚神経の方が太いため、患部を圧迫すると症状を緩和する効果が期待できます。
また、腰のまわりを圧迫すると安心感も得られます。
可能であれば患部を固定する
ぎっくり腰を発症した場合、可能であれば患部を固定しましょう。
ぎっくり腰を繰り返される方であれば、コルセットなどを利用して患部を固定するとよいでしょう。腰まわりや骨盤を固定すると動作が制限されるため、可動痛の発生を抑える効果が期待できます。
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軽いぎっくり腰への応急処置
一口にぎっくり腰といっても、症状の程度は人によって実にさまざまです。
トイレに行くのも困難なほどの痛みに襲われるケースがあれば、日常の動作は問題ないケースもあります。後者のような軽いぎっくり腰の場合、アイシングをせずに、初めから温めたほうがよいケースもあります。
ただし、自己判断は避け、専門家の指導を仰ぐようにしましょう。
応急処置でやってはいけないこと
インターネットなどでは、ぎっくり腰の応急処置として、間違った方法が紹介されているケースもあります。
ここでは、応急処置としては「やってはいけないこと」をご紹介します。
お風呂で患部を温める
ぎっくり腰の発症直後は、多くの場合で激しい炎症が見られます。
そのようなときに患部を温めると、炎症を拡大してしまいます。一部の例外を除き、ぎっくり腰の発症直後は冷やすのが基本だと覚えておきましょう。
ストレッチ
ストレッチも、ぎっくり腰を発症した場合にやってはいけないことの1として挙げられます。
腰痛を予防する際にストレッチは効果的ですが、ぎっくり腰の発症直後に行うものではありません。
場合によってはさらに症状を悪化させる結果にもつながりかねません。
ストレッチを始めるのは、ぎっくり腰の発症から1週間程度経ってからにしましょう。
体操
ぎっくり腰の回復を早めるには、体操をするなど、ある程度身体を動かすのが重要です。
ただし、それはぎっくり腰の急性期を過ぎてからの話です。
急性期に無理をして体操すると、かえって症状の悪化を招き、逆効果となってしまいます。
応急処置として体操をするのは間違っていると覚えておきましょう。
ぎっくり腰に応急措置が大切な理由
ぎっくり腰を起こした場合、速やかに応急処置を行うのが重要です。
応急処置が必要な理由は以下の通りです。
激しい痛みを鎮めるため
ぎっくり腰を発症した場合、通常の腰痛とは比べ物にならないほどの激痛に見舞われます。
場合によっては身動きもできないほどの痛みが見られ、脂汗をかくようなケースもあります。
そのようなときに適切な応急処置でつらい痛みを緩和する効果が期待できるのです。
炎症の拡大を予防するため
ぎっくり腰は医学的に急性腰痛症と呼ばれており、炎症をともなうのが一般的です。
応急処置を行わずに放置した場合、炎症の拡大によって症状がさらに悪化します。
適切な処置を行うと、炎症の拡大を予防し、症状の回復を早める結果につながります。
二次的な疾患の発症を防ぐため
ぎっくり腰を発症した場合、応急処置として動作を制限するのが一般的です。
無理に動こうとすると、ヘルニアなど二次的な疾患を引き起こす可能性があるからです。
ぎっくり腰になったら病院に行った方がよい?
結論から申し上げますと、ぎっくり腰になったら病院に行った方がよいでしょう。
その理由としては、次のような点が挙げられます。
重大な疾患を見落とさないため
ぎっくり腰に関しては、原因が分からないケースも少なくありません。
ですが、レントゲンやMRI検査によって、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など重大な疾患が見つかる例もあります。
そのような疾患を見落とさないためにも、病院の受診が欠かせないのです。
適切な措置を受けるため
ぎっくり腰になったら病院に行った方が良い理由として、適切な措置を受けられる点が挙げられます。
一口にぎっくり腰といっても、人によって症状の程度は実にさまざまです。そのため、経験を積んだ医師による適切な措置を受けるのが重要なのです。
まとめ
ぎっくり腰を発症した場合、適切な応急処置を施すのが重要です。正しい応急処置によって、つらい症状を緩和したり、回復を早めたりする効果が期待できます。
応急処置は原則としてぎっくり腰の急性期に行われます。そのため、アイスパックやシップなどを利用して、炎症を鎮めるのが基本となります。
間違っても急性期にストレッチや体操など、無理して動かす行為は避けましょう。
今回ご紹介した応急処置を覚えておき、ぎっくり腰の際のお役に立ててくださいね。