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この記事の内容
- ゴルフで起こる椎間板ヘルニアとは
- ヘルニアを起こしたらゴルフは出来るのか?
- ヘルニアの治療とゴルフ復帰での注意点
ゴルフをされる方には、腰痛をお持ちの場合が少なくありません。
腰痛の原因となる疾患の1つが、腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアです。
では、椎間板ヘルニアを起こしたら、ゴルフを禁止しなければならないのでしょうか?今回の記事では、椎間板ヘルニアの原因や治療方法についてご紹介しています。
プロゴルファーの石川遼選手も腰痛持ちといわれていますが「診断は腰椎椎間板症で、椎間板ヘルニアの一歩手前」ともいわれていました。
ゴルフをすると腰痛が出るといった方は、ぜひ参考にしてみてください。
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腰椎椎間板ヘルニアとは
腰椎椎間板ヘルニアは、腰に見られる代表的な疾患の1つです。
腰の骨は医学的に腰椎と呼ばれており、5つの椎体で構成されています。椎体の間には椎間板と呼ばれる組織があり、身体にかかる負荷から腰椎を守ってくれています。
ところが、椎間板に偏った負荷が加わり続けると、中から髄核(ずいかく)と呼ばれる組織が飛びだすのです。
髄核が神経を圧迫すると、腰痛や臀部痛、足の痛みやしびれといった症状を引き起こしやすくなります。
椎間板ヘルニアとゴルフ
ヘルニアは腰や首、場合によっては胸(胸椎)に見られる疾患です。単にヘルニアといった場合、腰椎椎間板ヘルニアを指すケースが一般的です。
では、腰椎椎間板ヘルニアは、ゴルフのどんな場面で起こりやすいのでしょうか。
こちらの記事も参考に>>>ゴルフ腰痛治療法「ゴルフで起こる7つの腰痛」治療一覧
・バックスイングの時
私たちの腰椎は、垂直の圧に対しては強い構造となっています。
反面、上半身の捻転+側屈(捻じったまま傾ける動作)に弱い構造となっています。バックスイングをするときに、上半身を捻じるだけであればそれほど問題はありません。
しかし、捻転にともなって身体が左右に傾くと、椎間板に対して偏った負荷が加わってしまうのです。
バックスイングの際、身体が右に流れ過ぎる方は(右利きの場合)注意が必要です。
・インパクトの瞬間
ゴルフのスイングにおいて、一番力が入るのはインパクトの瞬間ではないでしょうか。
インパクトの際に余計な力が入り、腰がスムーズに回転しないと、腰椎に加わる負荷が高くなります。
その結果、腰椎椎間板ヘルニアを発症するリスクも高くなるのです。
・フォロースルーの時
ゴルフのフォロースルーをする際、必要以上に腰を反らせていませんでしょうか。
先述した通り、腰椎は「捻転+側屈」には弱い構造となっています。フォロースルーの際に腰を反らせすぎると、椎間板への負荷が増すため、ヘルニアを発症するリスクが高くなるのです。
…以上からも分かるように、体幹を軸として腰がスムーズに回転しないと、腰椎ヘルニアの発症リスクが高くなります。
そのため、正しいスイングを身につけるのが重要と言えます。
【関連記事】【ゴルフ腰痛治し方】左側・右側だけ腰が痛い原因!スイング改善で悪化予防
頚椎(椎間板)首のヘルニア
ヘルニアは首に見られるケースもあります。
では、頚椎椎間板ヘルニア(首ヘルニア)とは、どのような疾患を意味するのでしょうか。
・首の痛みや手のしびれを引き起こす疾患
頚椎椎間板ヘルニアは、一言でいうと首の痛みや手のしびれを引き起こす頚部疾患です。
頚椎は7つの椎体から構成されており、腰椎と同様に椎間板と呼ばれるクッションで支えられています。頚椎に対して偏った負荷が加わると、中から髄核が飛びだして神経を圧迫します。
その結果、首の痛みや手のしびれが出やすくなるのです。
・首ヘルニアとゴルフの関係について
ゴルフは同じ方にばかり身体を捻じるスポーツであるため、首に対しても偏った圧が加わる傾向にあります。
その結果、首ヘルニアの発症リスクが高くなるのです。首ヘルニアは、40代から50代にかけて発症するケースが少なくありません。
中高年以降にゴルフを始めるような場合、首ヘルニアを発症しないよう注意する必要があります。
椎間板ヘルニア を起こすとゴルフ禁止?
腰椎椎間板ヘルニアを発症した場合、腰痛や臀部痛、足のしびれなどが見られやすくなります。
では、椎間板ヘルニアを起こすと、ゴルフはできないのでしょうか。
結論から申し上げますと、症状の程度によるとお答えするほかありません。
実は、画像検査でヘルニアが確認されたからと言って、必ずしも痛みやしびれをともなうわけではありません。
ゴルフを禁止するのかどうかについては、個々のケースについて判断する必要があります。
椎間板ヘルニアでゴルフはできない?
椎間板ヘルニアでゴルフができないかどうかは、症状に応じて個々に判断する必要があります。
仮に画像検査でヘルニアが確認された場合であっても、特に症状がなければゴルフを禁止する理由はありません。
ただし、次のような症状が見られる場合には、いったんゴルフを中止し、経過を観察したり治療したりする必要があります。
(※自己判断ではなく、医師の判断を仰ぐようにしましょう)
・腰がズキズキ痛む場合
ゴルフにともなって腰がズキズキと熱を持って痛む場合、腰部に炎症を起こしている可能性があります。
その場合はいったん安静にして、患部のアイシングを行い、症状の回復を待つのがおすすめです。
・腰の曲げ伸ばしがつらい場合
腰を曲げたり伸ばしたりするのがつらい場合、無理してゴルフをするのは避けたほうが無難です。
痛みを我慢しているうちに、ぎっくり腰を発症する可能性もあるため注意が必要です。
・足のしびれがある場合
椎間板ヘルニアにともなって足のしびれがある場合、ゴルフはいったん中止しましょう。
特に両足にしびれが見られる場合、重症例のヘルニアの可能性もあるため注意が必要です。
椎間板ヘルニアを悪化させたときのリスク
椎間板ヘルニアにともなって、腰痛や足のしびれが見られる場合、いったんゴルフを中止する必要があります。
椎間板ヘルニアがゴルフで悪化した場合、どのようなリスクがあるのかご紹介します。
・ゴルフができなくなる
椎間板ヘルニアにともなう症状があるのに無理をした場合、激しい痛みや坐骨神経痛などを併発して当然ながら大好きなゴルフができなくなるリスクがあります。
また、痛みやしびれがあると、パフォーマンスが低下し、納得のいく結果が得られなくなる可能性もあります。
・手術が必要となる
仮にヘルニアを発症した場合であっても、手術が必要となるケースは、腰痛全体で見ればほんの数%に過ぎません。
しかし、無理して症状を悪化させた場合、手術が必要となるケースもあります。
参考)【DST法】椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛で趣味のゴルフが出来なくなった70代男性【治療実績】https://nonaka-lc.com/blogs/achievement-2021-9-16/
椎間板ヘルニアの治療
椎間板ヘルニアの痛みやしびれがひどい場合、適切な治療によって改善が期待できます。
では、どのような症状があるときに、どこで、どんな治療を受ければ良いのでしょうか。
ブロック注射…腰痛がひどい場合
腰痛が耐えがたいほどつらい場合、整形外科やペインクリニックでブロック注射を打つ方法があります。
局所麻酔剤を患部付近に注入すると、痛みのサインが脳へと伝達されにくくなります。
その結果、腰痛を緩和する効果が期待できるのです。
ブロック注射にかかる費用は、3割負担の場合で2,500円から5,000円程度が一般的です。
薬物療法…腰痛や足のしびれがある場合
ヘルニアにともなう腰痛や足のしびれがある場合、整形外科では薬物療法を行います。
治療には痛み止めや筋弛緩薬、ビタミン剤などが用いられます。
処方箋の費用自体は、3割負担の場合で数百円から千円ちょっとが目安です。
保存療法…日常の動作には問題ない場合
ヘルニアが出ていても日常の動作には問題がない場合、整形外科や整骨院などでは保存療法が行われます。
患部を温めて血行を促進したり、徒手で筋緊張を緩和したりする施術が一般的です。
3割負担の場合、整骨院では1回あたり数百円から千円程度で施術が受けられます。
手術
上記の症状で改善が見られない場合や、日常の動作に支障をきたす場合、手術療法が検討されるケースもあります。
手術療法は整形外科で行われるのが一般的です。
最近では身体への負担が少ない、内視鏡下手術が主流となりつつあります。
内視鏡下でヘルニアを摘出する手術で、健康保険の対象となっており、治療成績が良い点もメリットです。
ただし、数日間の入院が必要となります。
レーザー手術の場合、傷跡が小さく、日帰りも可能な点がメリットですが、健康保険の適用がありません。
手術に要する費用は、200,000円から400,000円程度です。
椎間板ヘルニアからゴルフ復帰までどれくらいかかる?
椎間板ヘルニアにともなう症状が重度である場合、手術によって病巣が取り除かれます。
ヘルニアの手術後、ゴルフに復帰するまで、およそ4週間から6週間が必要です。
ヘルニアの手術後に注意すべきなのは、正しいスイングを心がける点です。
手術でヘルニアを除去したとしても、腰椎に偏った負荷が加われば、何度でも再発するリスクがあります。
ゴルフの椎間板ヘルニアの再発を予防する
椎間板ヘルニアからゴルフ復帰出来ても、
いったん腰痛や足のしびれが出てしまうと、大好きなゴルフが心から楽しめなくなってしまいます。
そのため、椎間板ヘルニアの予防といった発想が求められます。
椎間板ヘルニアがゴルフで再発しないよう、つぎのような予防法に取り組みましょう。
【あわせて読みたい】ゴルフ用骨盤矯正パンツ口コミ『整体パンツNEW ZERO for Golf』
股関節のストレッチを行う
https://sportsplus.co.jp/blogsite/2017/01/28/blog-golfer-stretch/
ヘルニアの発症につながる椎間板への負担は、骨盤がスムーズに回転しないために起こります。
骨盤がスムーズに回転しない原因の1つが股関節の硬さです。
そのため、普段から次のようなストレッチを行い、股関節の柔軟性を保ちましょう。
1.両足を大きく開いてひざに両手を置く
2.両手でひざを押しながら、身体を右側にひねる
3.30秒したら反対側も同様に行う
身体をひねる際に、反対側の肩をグッと入れるようにするのがポイントです。
身体を左右に曲げた状態で荷物を持ちあげない
冒頭でもお話した通り、腰椎は「捻転+側屈」に弱い構造となっています。
椎間板ヘルニアを発症する方に多く見られる例が、身体を左右にひねった状態で荷物を持ち上げるといったケースです。
「ちょっとそこにあるもの」を取ろうとして、ヘルニアを発症されるケースは少なくありません。
荷物は必ず正面から持ち上げるよう意識しましょう。
参考)https://epark.jp/medicalook/howtocare-disc-herniation/
まとめ
ヘルニアは腰部に見られる代表的な疾患ですが、無症状であるケースも珍しくありません。
仮に腰痛や足のしびれがひどい場合、まずは医療機関で検査してもらうのが重要です。
自己判断で放置した場合、大好きなゴルフができなくなるリスクもあります。
ヘルニアの多くは自然治癒しますが、無理をすると手術が必要になるケースもあります。
正しいスイングやストレッチなど、ヘルニアが発生しないよう、普段から予防に取り組みましょう。
この記事を書いた人
名前 | 整体師、療術院経営 塚本誠 |
職業 | 整体師、療術院経営者。 |
プロフィール | 東京都内で療術院を経営する整体師。早稲田大学を任意退学後、 整骨院で勤務をしたのち都内で整体院の院長を歴任。 セミナー講師やテレビ出演のかたわら執筆活動もおこなう。 |
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