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この記事の内容
- ゴルフで腰が痛い原因と早く治すための対策
- ゴルフ腰痛と悪化予防のスイング改善
- ゴルフで左側だけ右側だけに腰痛が起こる場合の原因と対策
ゴルフで腰痛を抱えている方は多いようです。また何故か「左側ばかりに痛みが走る」「右側だけ痛い」など、片側の腰だけにおこる腰痛の症状もあります。
このような「腰痛が左側だけに起こる」のは右利きのゴルファーに多い腰痛といわれています。【左利きは逆に右側に現れます】逆に右側だけが腰痛になるケースもあります。ゴルフのスコアアップに腰痛は大敵です。
片側だけに起こる腰痛はゴルフのスイングが左右非対称の動きをすることが原因と考えられます。スイングが左右非対称の動きゆえに片方の腰に負担をかけている、またその負荷が癖になっているということです。
また、片側の腰が痛くなるのはスイング時に正しく体が回転できていないことも原因です。
この記事を読んでもらいたい人
- ゴルフをすると腰が痛い
- 腰痛がゴルフで悪化しないか心配
- ゴルフの筋肉痛が腰にくる
- ゴルフ腰痛にならない スイングを知りたい
- ゴルフ後に腰が痛い 翌日の仕事に影響
- ゴルフで腰が痛くなるのをなんとかしたい
【関連記事】腰痛を軽減してゴルフの飛距離アップができたなら>>>
この記事ではゴルフ腰痛の原因と対策、そして左側と右側の腰が痛い場合の腰痛にならないスイングを通じてゴルフ 腰痛の治し方として、まとめましたので是非一読してみてください。
この記事を読んで左腰腰痛の悩みを解消
- ゴルフ腰痛の原因
- ゴルフ腰痛の対策治し方
- ゴルフで左側もしくは右側だけに腰痛がおこる原因
- 左側・右側腰痛解消のためのスイング改善のポイントをご紹介
- ゴルフ腰痛の予防(ストレッチ)
【関連記事】腰痛でゴルフできない?腰に負担のかからないスイングで腰痛対策
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ゴルフで腰が痛い原因は
「ゴルフで腰痛い」「ゴルフ後に腰が痛くなる」などゴルファーが腰痛になる原因としては、大きく分けると次の3つがあげられます。
・腰への負荷が大きなスポーツ
アドレスの前傾姿勢やスイングなどゴルフの一連の動作は腰への負荷が大きいものです。他のスポーツに比べて動きが少ないと思われるゴルフですが腰痛の発症リスクが増します。
・筋肉や関節身体の硬さ
日頃の姿勢の悪さや運動不足が原因で股関節や上半身、下半身の筋肉が硬くなっていると、スイングの際に腰へかかる負担が増し、結果として腰痛を起こしやすくなります。
・準備運動不足
ゴルフをする前の準備運動が不足していたり、普段から筋肉のストレッチが不足していたりすると、ラウンド後に筋肉痛が腰に出たり練習中やラウンド中の腰痛発症リスクが増します
ゴルフ腰の痛みと治療方法
アドレスの姿勢やスイングにともなう腰への負荷からアドレスやスイングが原因となって起こるゴルフで起こる腰の痛みとしては、次のような症状が挙げられます。
- 椎間関節性腰痛
- 筋膜性腰痛
- 腰の筋肉痛
いずれも整形外科や整骨院などでよく見かけられる腰痛で、それほど珍しいものではありません。ですが、甘く見ていると慢性化する恐れもあるため注意が必要です。
椎間関節性腰痛
ゴルフのアドレスやスイングにともなって起こりやすい腰痛の1つが、椎間関節性腰痛(ついかんかんせつせいようつ)です。椎間関節性腰痛は、ぎっくり腰の原因の1つとしても挙げられています。
原因と症状)
椎間関節性腰痛の原因としては、椎間関節(腰椎と腰椎とで構成される関節)に外力が加わり、捻挫を起こしてしまうことが挙げられます。
症状の特徴は、腰を反らしたりねじったりしたときに痛みが出ることです。また、いつも同じ場所に痛みが出ることも特徴として挙げられています。場合によっては太ももの外側に痛みが出ることもあります。
治療方法)
椎間関節性腰痛の基本的な治療法は、安静、固定、および痛み止めです。症状が強いときにはブロック注射を行い、一時的に痛みを感じなくさせることもあります。
筋膜性腰痛 腰の筋肉痛
筋膜性腰痛や腰の筋肉痛も、ゴルフのアドレスやスイングによって起こりやすい腰痛の1つです。誰にでも起こりうる腰痛ではありますが、放置すると慢性腰痛に移行することもあるため注意が必要です。
原因と症状)
筋膜性腰痛や腰の筋肉痛は、筋肉に対して繰り返し加わる外力が原因となって起こります。なぜなら、筋肉は線維の束でできており、スイングによるダメージで筋線維が切れることで炎症を起こすからです。
症状の特徴は、椎間関節性腰痛のように決まった動作で痛みが出るのではなく、何らかの動作をするたびに腰痛が出ることです。
治療方法)
軽度な筋肉痛であれば、特に治療をしなくても2、3日もすれば症状が改善します。筋膜性腰痛に対しては、薬物療法や運動療法、温熱療法などが行われます。
右側だけが痛いなど悪化した腰痛は注意
ゴルフで腰痛が出る原因はいろいろありますが、「右側だけ痛い」「左側ばかり痛む」など、片側だけに症状が出る場合、椎間関節性腰痛や筋膜性腰痛以外の深刻な腰痛の可能性もあります。
これらは慢性的な腰痛がゴルフで悪化して起こることもありますので注意が必要です。
- 腰痛椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
- 仙腸関節障害
放置すると日常生活に支障を来すこともあるため、なるべく早めに病院や整形外科でみてもらうことをおすすめします。では、どのような疾患の可能性があるのかみていきましょう。
腰痛椎間板ヘルニア
ゴルフで片側にだけ腰痛が出る場合、腰椎椎間板ヘルニアを発症している可能性があります。
原因と症状)
椎間板には腰の骨(腰椎)や筋肉にかかる負担を緩和してくれる働きがありますが、偏った圧が椎間板に加わることで、中から髄核(ずいかく)が飛び出し、神経圧迫を起こします。
腰椎椎間板ヘルニアの症状は、どちらか片方の腰の痛みやお尻の痛み、片方の足にしびれが出ることです。仮に両足にしびれが出る場合、重度のヘルニアの可能性もあるため、速やかに医療機関を受診しましょう。
治療方法)
腰椎椎間板ヘルニアに対しては、安静やコルセット、温熱療法、牽引療法、マッサージといった治療が行われます。痛みが強い場合、ブロック注射や筋弛緩薬を利用することもあります。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、どちらかというとご高齢の方に多く見られる腰部疾患です。
原因と症状)
背骨(脊柱)には神経の通り道があるのですが、加齢や骨の変形などが原因で神経の通り道が狭くなると、神経圧迫が起こりやすくなります。
代表的な症状は間欠跛行です。歩き始めて10分ほどすると、しびれや痛みのために歩けなくなりますが、しばらく休むと
歩けるようになります。ただ、10分ほど歩くとまた歩けなくなる…ということを繰り返します。
治療方法)
日常の生活が普通に遅れる程度であれば、痛み止めやコルセットを利用することが一般的です。歩くのに支障が出る場合、外科的手術で神経圧迫を取り除きます。
仙腸関節障害
仙腸関節は骨盤の中央にある関節で、上半身の重さを受け止める働きや、地面からの衝撃を吸収する働きがあります。その働きが失われることで、仙腸関節障害のリスクが増します。
原因と症状)
仙腸関節障害の原因は、周囲の筋緊張によって、仙腸関節の可動域が失われることです。症状としては、腰痛や臀部痛、下肢痛などが挙げられています。
治療方法)
一般的には温熱療法や徒手療法、痛み止め、ゴムベルトといった治療が行われます。症状がひどい場合は、ブロック注射や外科的手術を行うこともあります。
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腰痛が起きた場合はすぐに休養を(応急対策)
ゴルフのプレイ中や練習中に、腰痛や腰の違和感が出た場合、すぐに次のような対策を講じることが重要です。
腰痛が起きた時に、まずやるべきことは、休養と応急処置です。痛みを我慢してプレイを継続した場合、ギックリ腰に繋がることもあるため注意が必要です。
まずは休む
ゴルフのプレイ中や練習中に腰痛が出たら、ひとまず安静にして、休むようにしましょう。
応急処置としてアイシングと湿布
もしゴルフのプレイ中に腰痛が出てしまったら、そして応急処置を行うことが重要です。アイシングやシップによって炎症を抑止し、症状の悪化を予防することが期待できます。また、症状の早期回復にもつながります。
詳しい診断を受ける
応急処置を施したら、次に整形外科や整骨院・接骨院などで詳しい診断を受けましょう。腰痛の原因を知ることで、早期改善につなげることが可能となります。
ゴルフ中に腰が痛みだした場合は安静にしてアイシングなどの応急の処置をしましょう。痛みを我慢してプレイを続けると、炎症の拡大から「ぎっくり腰」などをおこしてしまいかねません。
ゴルフの腰痛おすすめ予防対策
ゴルフで腰痛が出るとプレイを楽しむことができなくなります。また腰痛が慢性化してしまうと、日常生活に支障を来す可能性もあります。そのため、普段から腰痛にならない対策を行うことが重要です。
- ゴルフ腰痛にならない スイングを見につける
- 腰と股関節のストレッチでカラダをメンテナンス
- 下半身の筋トレ
おすすめの腰痛予防法としては、体への負担が少ないスイングを身につけることと、ストレッチによる身体のメンテナンスの2つが挙げられます。では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ゴルフ腰痛にならないスイング
ゴルフにともなう腰痛を予防するためには、体への負担が少ないスイングを身につけることが第一です。なぜなら、誤ったスイングを繰り返すことこそが、腰痛の発症リスクを高めるからです。
正しいスイングをする際にポイントとなるのが次の2点です。
力まない
最初に、ゴルフのプレイに腕力は必要ないことを知っておきましょう。なぜなら、腕の力でボールを飛ばそうとすると、身体に無駄な力が入り、腰痛の発症リスクを増すからです。
レッスンプロに「肩の力を抜いて」と何度も言われる方は要注意です。
股関節をしっかりと回転させる
また、ゴルフは腰の回転をともなうスポーツなので、左の股関節を中心に上半身をしっかりと、かつスムーズに回転させることも求められます。
回転がスムーズに行われないと股関節や仙腸関節、椎間関節などに「引っ掛かり」が生じ、結果として腰痛を発症しやすくなるからです。
左右の力のかけ方のバランスをとる練習
正しいスイングを身につけるためには、いつもの反対方向(右利きなら左打ち)に素振りをすることがおすすめです。
反対の動作をすることで体の左右バランスが整いますし、肩が開かないスイングを通常のスイングにフィードバックできるからです
ゴルフ腰痛がある人のためのストレッチ
まずは、ゴルフで左側、もしくは右側の片方だけに腰痛が発生する場合の対策としてもストレッチをご紹介します。
ゴルフで片側の腰に負担をかけてしまった場合にスイングの見直しとともに取り組みたいのがストレッチによる片側の筋肉の柔軟性の回復と血行を促進です。
ゴルフスイングの見直しの前にまずは、ストレッチでストレッチで腰やお尻の筋肉をほぐし、右側や左側で発生する腰の痛みを和らげていきましょう。
【関連記事】スポーツの腰痛に自由自在に動ける『はく骨盤サポーター:整体パンツNEW ZEROの口コミ』
ゴルフ腰痛予防とリハビリにはストレッチがおすすめ
ゴルフ腰痛の治し方腰痛を和らげる方法
腰痛予防やリハビリにはストレッチが効きます。
腰痛の予防には普段から次のようなストレッチをおこない、身体の柔軟性を保つよう心がけましょう。ストレッチはゴルフ腰痛の予防や痛みの緩和、リハビリに有効です。
ゴルフの腰痛に有効なストレッチをご紹介しますので練習やラウンドの前に行ってみましょう。
大腰筋と殿筋群のストレッチ
大腰筋はお腹側にある腰の筋肉で、腰の骨と股関節を結んでいます。この筋肉が硬くなると、猫背になるリスクが増し、腰痛も出やすくなります。また殿筋群はお尻の筋肉の総称です。お尻の筋肉が硬いと、股関節が硬くなり、腰痛の発症リスクが増します。
- 布団やベッドに仰向けで寝る
- 右膝を曲げて右足をお尻の方に引き寄せる
- 30秒たったら反対側も同様におこなう
右膝を曲げた時に、右のおなかに張るような感覚がみられれば正しくストレッチできている証拠です。寝ながらできるので、このストレッチも毎日おこないましょう。また膝を抱えるときに、右膝なら左肩、左膝なら右肩の方へねじって引き付けることで、より効果的に殿筋群をストレッチすることが可能となります。
ハムストリングスのストレッチ
・ゴルフ腰痛ストレッチハムストリングス
1.仰向けになり膝を抱えてください。その際に足の裏は天井に向けてください。
2.膝を伸ばしながら同時に股関節を伸ばすと、太ももの裏側ハムストリングスをストレッチできます。ハムストリングスはゴルフの移動による、歩行で疲労しやすい筋肉です。
硬くなったまま放っておくと、骨盤が後ろに傾き猫背の原因になります。
ゴルフのあとにしっかり伸ばしておきたい筋肉です。
ハムストリングスは太ももの裏側にある大きな筋肉群で、デスクワークなどで長時間の同一姿勢をしていると、ハムストリングスが硬くなります。
ハムストリングスは骨盤とつながっているので、筋緊張によって骨盤が引っ張られ、腰痛ノ発症リスクを増します。前屈が苦手な方はハムストリングスのストレッチを積極的におこないましょう。
- 椅子やベッドに向かって立つ
- 右足のかかとを椅子やベッドの縁に乗せる
- 左足を曲げながら右の太ももの裏を伸ばす
- 30秒たったら反対側も同様におこなう
太ももの裏側につっぱる感じが出ていれば、うまくストレッチできている証拠です。
寝ながらできるストレッチなので、毎晩しっかりと取り組み、腰痛の発症リスクを下げましょう。
腰のストレッチでカラダをメンテナンス
ゴルフにともなう腰痛を予防するためには、普段からストレッチを行い、体をメンテナンスすることもおすすめです。ここでは、自分でできる簡単なストレッチを2つご紹介します。
仙腸関節のストレッチ
仙腸関節はほんの数ミリメートルしか動かない関節ですが、そのわずかな「遊び」が失われることで、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛など、さまざまな腰痛の発症リスクを増すことが分かってきています。
そのため、普段から仙腸関節のストレッチを行い、腰痛を予防することが必要です。
①ベッドや布団に仰向けで寝る
②右ひざを両腕で抱え、胸の方へ引き付ける
③30秒たったら反対側も同様におこなう
②の時に、右ひざを左肩の方(左の場合は右肩の方)へ、ねじるように引き付けることで、より効率的にストレッチングできますよ。
股関節のストレッチ
ゴルフに限らず、股関節が硬いと腰痛を起こしやすいことはよく知られています。上半身の回転をスムーズに行うためにも、日常のストレッチで股関節の可動域を確保しておきましょう。
①両足を床につけた状態で椅子に座る
②左の外くるぶしを右膝に乗せる
③右手で左の足首を持ち、左手で左の膝を押さえる
④上半身をゆっくり前に倒す
⑤30秒したら反対側も同様におこなう
④の時に、猫背にならないよう、背筋をまっすぐ伸ばしたまま前傾することがポイントです。
下半身の筋トレ
ゴルフで腰痛の注意点
ゴルフで腰痛が起こる場合、注意すべきが椎間板ヘルニアや内臓の病気のケーズが考えられます。これらの場合、左右どちらかの腰が痛むことがあります。
「腰椎椎間板ヘルニア」
「腰椎椎間板ヘルニア」につきましては日本整形外科学会のサイトを御覧ください
引用)https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。その一部が出てきて神経を圧迫して症状が出ます。椎間板が加齢などにより変性し断裂して起こります。
悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。
肝臓や腎臓、十二指腸、膵臓の疾患
内臓の疾患による腰痛が発生する場合もあります。以下の記事を参考してみてください。
日経ヘルス 痛い・重い・だるい 腰の痛み、内臓疾患の可能性
引用)https://style.nikkei.com/article/DGXMZO84888850W5A320C1000000/
背中から腰にかけて、痛い、重い、だるい……。そんな症状が現れることもある。原因は内臓の病気かもしれない。お腹の中の仕組みと、症状別に原因と思われるものを紹介しよう。
椎間板ヘルニアや内蔵疾患からの腰痛は病院で診断を
このようなケーズではストレッチなどの対処では痛みは治りません。また椎間板ヘルニアの場合はかえって悪化を招くことになります。ストレッチやスイングの見直しで治すことができる腰痛はゴルフスイングで肉体に負担をかけたことに起因する腰痛です。
椎間板ヘルニアや内蔵疾患と思われる場合はすぐに病院で医師の診断を仰ぐようにしてください。
ゴルフ腰痛が左側に起こる場合の対策を考える
まず、右利きゴルファーに多い腰の左側が痛む場合の対策を考えてみましょう。
ゴルフでは下半身の左の外側に強いこわばりを感じて、腰痛が左側に起こることがあります。
スイング時に起こる腰痛は筋・筋膜性腰痛というものが多く、筋肉の張りが原因とも考えられるため、この場合、触ってみると左側が右側よりも硬くなっていることが多いのです。
対策を考える前にもう少し左側に腰痛が起こる原因を考えてみましょう。
ゴルフで左腰が痛い原因は
ゴルフのプレーを通して腰痛が起こる原因には様々なものがあります。
- スイング時に体が左側に腰が流れる
- 左股関節の問題
- 同一箇所の筋肉ばかりを酷使する筋肉疲労の問題
- 猫背など姿勢が悪いこと
中でもゴルフで腰痛が左側に起こる場合はスイング、筋肉疲労、股関節や猫背などが原因として問題がある場合が考えられます。ここではゴルフ腰痛が左側にだけ起こる場合のスイングや筋肉疲労、姿勢についての対策をご紹介しますので、ひとつずつ見てゆきましょう。
腰痛左側の原因と対策①スイング時に体が左側に腰が流れる
ゴルフで腰痛になる人の多くは、正しく体を回転させてスイングできていないということです。
スイングのフォローで腰が左に流れ過ぎると、腰の左側が痛くなります。
ゴルフスイングのときに片方の腰の負担が重くなるのは、左側と右側で非対称な動きをしているからです。腰への負担を減らすためにも、左右のバランスが取れたスイングを心がけるようにしましょう。
打球方向に左腰がスウェーする
左側の壁が出来ていないことが原因
右利きの人がスイングをする場合、スイング時に左足へと体重移動します。
体重移動をした際に、体が左側に流れてしまう「スウェー(sway:揺れ動く)」状態になると腰を痛めやすくなります。
体が左側スウェーする理由については以下の3つがあげられます。
- バックスイングで左腰(左膝)が動きすぎる
- バックスイング・グリップに力の入れすぎ
- 左腰と右腰の高さの不均衡
① バックスイングで左腰(左膝)が動きすぎる
バックスイングで左腰が動き過ぎると、フォロー時に腰が左側に流れやすくなります。
さらにフォロー時に腰が左側に流れてしまうと、カラダを支えている腰への負担が重くなって腰痛へとつながります。そこで腰を痛めないためには、左腰の位置をアドレスからバックスイングまで変えないことをおすすめします。
② バックスイング・グリップに力の入れすぎ
バックスイングでグリップに力を入れ過ぎて力んでしまうとフォロー時に腰が左側にスウェーしやすくなり、結果的に左側の腰の負荷が増して、腰痛につながります。
グリップの力を抜くにはアドレスに入る前に、深呼吸をしたり肩を回したりして、筋肉を弛緩させるといいでしょう。
③左腰と右腰の高さの不均衡
ダウンスイング時に右腰よりも左腰が下がった状態でボールを打つとフォロー時に腰が左側に流れやすくなります。左腰が下がった姿勢では左側に壁を作ることができないため、左腰の負担が重くなるのです。
ダウンスイング時の左腰と右腰の高さの不均衡をなくすには、スイング時に左腰を中心に右腰を回すようにするといいでしょう。
ゴルフで左腰が痛い原因①左股関節の問題
ゴルフスイング時に左股関節が外側に流れやすくなると、上体が右側に傾きます。
この状態ではフィニッシュが取りづらく、スイングが安定しないため腰痛を起こしやすくなります。
そこで左側の股関節が外側に流れる原因である、右側筋肉の張りをとるといいと考えられます。
ゴルフ腰痛左側の原因②筋肉疲労
ゴルフスイングは左右が非対称です。バックスイングからダウンスイングへと切り返しの際に、同側の腰ばかりを使うことになります。
利き腕によって同一の筋肉ばかりを酷使するため、筋肉疲労の腰痛が左右の片側に起きやすくなり結果的に同一箇所の筋肉ばかりに負荷が集中して、体がゆがみます。
そこで定期的に利き腕と反対で素振りを行うことで、左右の筋肉のバランスを調整するトレーニングがおすすめです。
ゴルフの筋肉疲労の改善に快適にゴルフを楽しむためのゴルフインナーとは
ゴルフ腰痛左側の原因③猫背と姿勢の悪さ
左腰の痛みの原因には左側股関節の問題や猫背といった姿勢の問題が絡むこともあります。
猫背の問題
猫背だと上半身と下半身の前と後ろの軸がそろわずに、腰の回転やフィニッシュの体勢で体に負担をかけるため左側の腰が痛くなります。
体の前後の筋肉バランスを整えて猫背を解消すれば、上半身と下半身の軸がそろって腰痛が楽になるでしょう。
ゴルフ左側腰痛のスイング対策
次にゴルフで左側に腰痛が起こる場合の対策としてスイングの改善と股関節の使い方を中心にご紹介します。
- 腰痛を起こさない正しいスイング
- 左股関節を中心に円の動きを
それでは詳しく見てゆきましょう。
腰痛を起こさない正しいスイングを身に着けよう
ゴルフのプレイ中に腰痛を起こさないためには、正しいスイングを身につけることが重要です。ですが、いろいろな方が様々な方法を紹介しているので、どうしていいか分からないという方もいらっしゃることでしょう。
そこで、代表的なスイングの仕方をご紹介するとともに、整体から見た「腰を回転させる」ことの本当の意味について解説したいと思います。
右腰を中心に回す。
腰痛を起こさないためには、右腰を中心に回すことが重要です。
ゴルフのスイングによって起こる腰痛は、左の壁を作れていないことが原因となることも少なくありません。そのため、まずは左の壁を意識することが重要となります。
左の壁を作るためには、スイングの際に右腰を中心に回すイメージ持ってみましょう。右の腰から始動をはじめ、左腰や左足は勝手についてくるようなイメージです。
もちろん、その際に左膝がつられて内側に入らないよう意識することも重要です。また、右腰を必要以上にひねると、今度は右の腰を痛めることもあるため要注意です。
左股関節を中心に円の動きを
ゴルフの際に腰痛を起こさないためには、スイングに際して左の股関節を中心とした、円の動きをイメージすることも重要です。
股関節は肩関節と同じく、球関節の1つです。大腿骨(太ももの骨)の先(骨頭部)が股関節にはまった構造をしているため、いろいろな方向に動かすことが可能となっています。
ゴルフのスイングをするときに、左の股関節がしっかりと動くことで、体幹を回旋させることが可能となります。先ほど、スイング際に右腰を中心に回すことが重要と述べました。
ですが、左の股関節がしっかりと動かないと、そもそも右腰を回すことができないのです。そのため、左股関節を中心に、円を描くように上半身を回旋させましょう。
すると上半身は自然と左側に回転し始めます。
少し難しく思われるかもしれませんが、アドレスをしっかりとした上で、「右腰から始動すること」および「左の股関節を中心に動かすこと」の2点だけ意識すれば、正しいスイングを身につけることが期待できます。
股関節を意識することは大切
ゴルフや野球、テニスなどをして腰痛になる原因の1つが、「腰の回転」に関する誤った解釈です。結論から申し上げますと、腰は回転するようにできていません。
腰の回転とは、実際には体幹の回旋を意味します。そして、体幹を回旋させるためには、股関節をしっかりと動かすことが欠かせないのです。
股関節が回旋していないのに「腰を回転させよう」とするから、腰痛のリスクが増すことはもちろん、アウトサイドインのスイングになってしまうのです。
スイングの際には股関節を意識し、上半身をスムーズに回旋させることで、理想的なスイングを身につけることにつながります。
ゴルフで腰痛が右側に起こる原因と対策について
左腰と同様に腰痛が右側だけに起こる場合について原因と対策を考えてみましょう。
ゴルフ中に起こる右腰の痛みも、左腰と同様に疲労の蓄積や準備運動不足、誤ったスイングなど、さまざまなことが原因で起こります。また、日ごろから運動不足の場合、運動後に筋肉痛としてあらわれることもあります。
スイングで右側に腰痛が起こる原因
ゴルフをしていて腰痛が起こることは珍しくありませんが、右腰にだけ痛みが出るのであれば、別に何か理由が考えられます。
特に、右側にだけ腰痛が起こるような場合、スイングに問題があることも多いようです。
右腰に腰痛が起こる原因をスイングに絞ってみてみると、以下の2つの問題が浮かび上がってきます。
- アドレスの位置の問題
- 右腰に負担がかかるスイング
では、それぞれについて詳しくみていきましょう。
ゴルフ腰痛右側原因①アドレスの位置の問題
ゴルフのアドレスは上半身を前傾させることで行うため、それだけでも腰に負担が
かかります。さらに、次のようなアドレス位置の問題があると、余計に腰痛のリスクが増します。
右肩を落として右に屈折した姿勢で右腰に負担がかかっている
右肩を落としてアドレスすると、右腰に痛みが生じるリスクを増します。なぜなら、左肩よりも右肩が下がりすぎるために上半身全体が右側に屈折するからです。その結果、右腰への負担が増します。
ゴルフ腰痛右側原因②右腰に負担がかかるスイング
右側にだけ腰痛が起こる場合、右腰に負担がかかるようなスイングをしている可能性があります。では、右腰に負担がかかるスイングとはどのようなスイングなのでしょうか。
テイクバックからダウンスイング~フォローまでの動き
正しいスイング時には、テイクバックの時に体重が右脚に移動し、右股関節を少しねじりながら、クラブを後方に振り上げます。ダウンスイングに入ると、体重が左足に移動し、左の股関節を中心に上半身が回転します。
その際、背骨(胸椎といいます)を軸にスイングすることで、安定したフォローの動きが出せます。ところが、次のようなスイングをしていると、右腰への負担が増し、腰痛が出やすくなります。
- 右肩が下がりすぎて右下肢荷重になっている
- 右外腹斜筋を中心に右サイドのみでスイングを行っている
- フィニッシュで腰を極端に反り返らせる姿勢になっている
- あおり打ちになっている
- 猫背で上半身が前に突っ込みすぎている
- 背骨(胸椎)が構造的に硬くなっている
- 左の壁が作れていない
ゴルフの腰痛には様々な原因がありますが、右側にのみ痛みが出る場合はスイングに問題があることが多いでしょう。
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ゴルフ腰痛右側対策の正しいスイングとは
ゴルフで右腰に痛みを生じさせないためには、正しいスイングを身につけることが重要です。そのために大事なポイントをご紹介します。
右腰の腰痛にならない正しいスイングを身に着けよう
右腰の痛みを抑えるには、正しいアドレスとスイングが重要です。次のようなポイントを意識してみましょう。
アドレスの位置に注意する(正しいアドレスのとり方)
- ボールを中心にして立つ
- 左右の足を肩幅程度に開く
- 膝と股関節を軽く曲げて前傾姿勢をとる(角度の目安は25度から30度)
正しいスイングを意識する(正しいスイングの仕方)
- ヘッドを先行させてテイクバックを行う
- 左手をまっすぐ伸ばしてトップを作る
- 切り返しのタイミングで左足を踏み込む
- 頭を残したままインパクトする
- 左の股関節を軸に回転してフォロースルー
チエックポイント
右腰の痛みを起こさないためのチエックポイントは次の通りです。
- 上半身揺れで頭が肩を越えていないか
- 背骨が横曲げになっていないか
- 右肩が下がりすぎていないか
- 左の壁がつくれているか
腰が痛くてもゴルフはできる?腰を痛めないスイング改善
重篤なケースでなければ腰痛があってもゴルフはできます。その場合に腰の痛くならない
ゴルフで腰を痛めないスイングを身に着けましょう。
特にこちらでは左側の腰痛を起こさないためめの正しいスイングご紹介します。
ゴルフスイングで腰が痛いなら以下をチェックしてみましょう。
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まとめ
左側が腰痛になる原因は、フォロー時に腰が左側に流れてしまうためです。
腰が左側に流れることで、左側の負担が増し腰痛になります。
腰が左に流れないようにするためには、左股関節で壁を作るようなスイングを心がけるとよいでしょう。
左側の股関節で壁を作るスイングとは左股関節を中心軸に、右腰が動くようなスイングのことです。
また日ごろからストレッチをして、体のゆがみが出ないようにするのも大切です。
また骨盤の位置を安定させるためには、整体パンツを使ってみるのもおすすめです。
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この記事を書いた人
塚本誠 | |
職業 | 整体師、療術院経営 |
執筆活動 | セミナー講師やテレビ出演のかたわら 一般の方に医学的根拠に基づいた情報を届けるべく 執筆活動もおこなう。 |
詳しいプロフィールはこちら塚本誠