「ぎっくり腰治療の3つの期間」1ヶ月の治療を詳しく紹介

腰が痛くて寝返りが打てない女性

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突然激しい痛みに襲われるぎっくり腰になると、しばらく痛みが続くため

  • ちゃんと治るの?
  • 治るまでどのくらいの期間かかるの?
  • ぎっくり腰の治療方法は時期で変わるの?

などなどと不安になりますよね。

ぎっくり腰は治るまで3つの期間があります。痛みが続く期間は比較的短めで、通常のぎっくり腰の場合、だいたい1ヶ月ほどで症状は改善します。

ただし、回復途中で正しい対処や治療をしていないと、症状が悪化し腰痛が慢性化してしまうので注意が必要です。

本記事では、ぎっくり腰や腰痛に不安がある方に、ぎっくり腰の治療期間ごとに、その間の治療方法について詳しくご説明します。

目次

ぎっくり腰の治療期間は約1ヶ月

ぎっくり腰の治療で休養中の女性

 

ぎっくり腰は、正式には「急性腰痛」と呼ばれ、重いものを持った時や、急に腰をひねったなどの動作によって腰に激痛が起こります。

症状は人によって、発症からすぐに動ける軽度なものから、その場から動けなくなるほどの重度なものまでさまざまです。

一般的には ぎっくり腰の完治までの期間は、1ヶ月程度で自然治癒すると言われています。

・発症(当日)・・・ 激しい痛みが出る。重症だとその場から歩けなくなることもある。
※全く動けないほど重症の場合は、1~2日ほど仕事を休むなどの療養期間が必要。

・発症当日から2~3日(急性期)・・・まだ痛みは強いが、発症直後よりだんだん和らいでくる。

・発症から3日目~数週間(回復期)・・・痛みは軽くなり、動きもスムーズになる。少し違和感が出ることもある。

・約1ヶ月以内・・・完治する。

次章では治っていく過程を詳しく見ていきましょう。

ぎっくり腰の治る期間と治療

ぎっくり腰で入院した男性

前述した通り、ぎっくり腰は約1ヶ月程度で自然に完治するのが一般的で、軽度の場合は早ければ数日で治ることもあります。

下記に、1ヶ月以内に治っていくぎっくり腰を想定し、その経過と症状、治療・対処法をまとめました。

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発症【当日】

ぎっくり腰は、日常の些細な動作や姿勢で起きます。

例)
・くしゃみや咳をしたとき
・何気なく振り返ったとき
・重いものを持ち上げたとき
・顔を洗おうとしてからだを曲げたとき
・ベッドや布団からからだを起こそうとしたとき
・野球やゴルフの素振り動作を軽くしたとき など

ぎっくり腰の発症直後(当日)は激しい痛みに襲われ、その場から動けなくなったり、寝返りを打てなくなったりする場合もあります。

ぎっくり腰の痛みですが、普段からコリや疲労が蓄積しからだの状態が悪いときに、腰に無理な力がかかることで、筋肉や腱、靱帯が損傷し痛みが出ると考えられています。

パニックを起こさないために
発症直後は激しい痛みに思わずパニックに陥りがちです。
動転した気が落ち着けば、案外動ける場合もありますので、まずは慌てず気持ちを落ち着かせることが大切です。

治療・対処法)
動けないほどの激痛がある場合は、まずは腰に負担がかからない楽な姿勢をとりましょう。

▼腰に負担がかからない寝方
l  抱き枕などを抱いて寝る
l  膝を軽く曲げて横向きに寝る
l  膝の下に丸めた毛布やクッションなどを置き、膝が90°程度曲がった状態で仰向けに寝る など

そのとき、ゆっくりと深呼吸を繰り返すことで、過度に緊張した筋肉が緩み、自律神経が落ち着くので、痛みが楽になりやすくなります。

(注意点)
もし「下肢のしびれ」、「足先が動かない」といった症状がみられる場合は、骨や神経に障害をきたす病気(椎間板ヘルニアなど)が関わっている可能があるので、早めに病院を受診しましょう。

また、ぎっくり腰を発症した直後は、患部が炎症を起こし、熱を持っている状態なので、患部を冷やします。

そうすることで炎症が広がるのを防ぎ、痛みの軽減に繋がります。

【やり方】
1. 保冷剤や氷嚢または氷水を入れたビニール袋を用意する
2. 1をタオルで包み、痛むところに当てる。※タオルで包むのは凍傷を防ぐため

アイシングをする時は、長時間冷やし続けると逆効果になるので、長くても一回10~15分ほどを目安にしましょう。

痛みが和らいだらアイシングをやめます。

痛みが強い急性期【発症当日から2~3日】

痛みが強い急性期(発症当日から2~3日)は、痛み止めを上手に活用し、痛みによるストレスを軽減しましょう。
病院が開いている時間であれば、お近くの整形外科を受診してください。

背骨や椎間板に異常がないかレントゲンで検査をしてもらいます。

ぎっくり腰と診断されれば、治療方針として消炎鎮痛作用のある薬が処方されます。
痛み止めの方法としえは

・湿布
・塗り薬
・座薬
・飲み薬
・ブロック注射

もし、すぐに病院へ行けないときは、お近くの薬局でボルタレンやロキソニンなど市販の痛み止めを活用することも可能です。まずは薬剤師に相談しましょう。

(治療・対処法)
発症直後のような「痛みで全く動けない」場合は安静が必要となります。

しかし、多少動ける状態であれば、無理をしない程度に日常生活を送る方が回復は早いと言われています。

また、発症当日~急性期はまだ、痛めた腰の炎症が残っていることが多いため、温めると稀に痛みが強くなることがあります。患部に腫れや熱感がある場合などは入浴を控えた方が安心です。

※関連記事「ぎっくり腰 早く治す」

療養・休む期間は

痛くて全く動けないほどの重度なぎっくり腰の場合は、発症当日から1~2日ほど仕事を休むのも良いでしょう。

ただし、4日以上の安静は回復を遅らせるとも言われています。

前述の通り、痛いながらもできる範囲で動いた方が結果的に早期回復に繋がるので、仕事を休むか、または、しばらく仕事内容を軽作業にしてもらうかなどは、職場の上司や産業医に相談してみましょう。

参照:職場の腰痛対策マニュアルー新|独立行政法人 労働者健康福祉機構

また、激痛の正体が椎間板ヘルニアなどの骨や神経の病気だった場合は、まれに手術及び入院が必要になることもあります。

例えば、椎間板ヘルニアと診断され、手術を行った場合は、術後の経過観察とリハビリを踏まえて、2週間程度の入院期間が必要になることが多いようです。

心配な症状がある場合は早めに病院を受診することをおすすめします。

参照:ホスピタルズ・ファイル

回復期間【発症から2~3日後から約1ヶ月間】

発症から2~3日後から約1ヶ月間は、痛みも治まり、回復期間になります。

痛みを我慢してまで動かす必要はありませんが、できるだけ普段通りの生活を心がけ、からだのバランスを整えていく大事な時期です。

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できるだけ普段通りの生活を心がける

説明)痛みが和らいだら、できるだけ早期から普段通りの生活を過ごすことが早期回復のポイントになります。

回復期は多少痛みや違和感が残っていても、普段通りの生活を送る方が早期回復の近道になります。

腰に負担をかける姿勢を見直す

腰に普段をかける姿勢や動作を見直し、腰の負担を減らしましょう。

腰に負担をかける代表的な悪い姿勢は猫背や反り腰、ずっこけ座りなどです。

正しい姿勢のポイントは下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:腰痛は姿勢が原因「腰痛予防」のための姿勢矯正ストレッチ

温める

説明)炎症反応がある急性期とは逆に、痛みが和らいだ回復期は患部を温めます。

ぎっくり腰に限らず、「温める」ことはさまざまなからだの不調改善に重要です。

温めると、血流がスムーズになり筋肉が緩み、回復力が高まるため、腰痛が治りやすくなります。

温かいお風呂にゆっくり浸かると、リラックス効果も高まるのでおすすめです。

ストレスを軽減する

説明)ストレスを溜め続けてしまうと、痛みに敏感になり、回復力も低下してしまいます。

ぎっくり腰を治すために、自分の好きなもの(例:音楽、食べ物、香りなど)を生活に取り入れ、ストレスを軽減させる工夫をしましょう。

肥満を防ぐ

肥満があると体重が重い分、腰に負担も大きくなります。

また、肥満傾向でお腹が大きい人は、重心が前に移動しやすく、腰に負担がかかる「反り腰」姿勢になりやすいです。

このように肥満は腰に大きな負担をかけるため、腰痛が起きやすい状態をつくってしまいます。ぎっくり腰を治し、再発を防ぐには、肥満を防ぐことも大切です。

ぎっくり腰が長引く場合の対処方法は

ぎっくり腰の治療期間が長くなった男性

ぎっくり腰を発症してから1ヶ月以上治らない場合は次の要因が考えられます。

冒頭でも説明した通り、ぎっくり腰の主な原因は、筋肉や靱帯の炎症によるものが一般的ですが、まれに他の原因となる病気が隠れている可能性もあります。

例えば、下記のような病気が考えられます。

  • 椎間板ヘルニア
  • 感染症
  • 骨折
  • 腫瘍
  • 内臓疾患

このような病気を見逃さないために、ぎっくり腰発症から数日たっても症状が良くならない、痛みが悪化する、足先がしびれるなど、気になることがあったら早めに病院を受診しましょう。

もし、病気が疑われた場合は、MRI・CTなどの検査をし、検査結果によっては手術や装具を使った正しい治療が必要になります。

普段から慢性的な腰痛に悩んでいる

ぎっくり腰の発症以前から腰痛持ちの人は、普段の生活習慣や疲労、加齢、姿勢不良などが腰痛を引き起こす要因となっている場合が多いです。

そのため、これら危険因子がしっかり改善されていないため、ぎっくり腰が長引いていると考えられます。

対処法としては、腰に負担をかける動作をしていないか、姿勢は悪くないか、睡眠時間は十分か…など生活習慣の見直しから行ってみましょう。

心理的・社会的な問題

職場や家庭での人間関係のストレスや、「またぎっくり腰になったらどうしよう」という過剰な不安や恐怖(恐怖回避行動)が、ぎっくり腰の回復にとって好ましくないことがわかってきました。

思い当たる人は、ストレスを溜めない工夫や、「前より痛みも減って、ちゃんと良くなっている」と前向きに腰痛と向き合ってみましょう。

「ぎっくり腰治療期間別」やってはいけないこと

ぎっくり腰になった後、完治するまでは、過度な運動やストレッチは避けましょう。

特に、痛みがなくなると治ったように感じますが、回復期間中はまだからだのバランスが本調子ではないため、この時期に無理をすると再発の可能性が高くなります。

多少からだを動かすことは回復に繋がるので、「気持ちいい」くらいの軽いストレッチは問題ありませんが、少しでも痛みや違和感が出たら控えるなど、調整をしましょう。

発症~急性期

この時期は、患部を温めるのはNGです。

激しい痛みがあるときに温めてしまうと、炎症を広げ、痛みが強くなることがあり、治りを遅くしてしまう恐れがあります。

すぐに動けるほどの軽度な場合でも、念のために当日の入浴は控えましょう。

療養期

激痛がある場合を除き、ずっと安静にしているのは良くありません。

安静にしている時間が長いと、患部だけでなくからだ全体の血行が悪くなり、回復が遅れてしまいます。痛いながらも、動かせる範囲で早めに活動を再開しましょう。

回復期

楽に動けるようになった回復期であっても、過度な運動やストレッチは避けます。

特に、痛みがなくなると治ったように感じますが、回復期間中はまだからだのバランスが本調子ではないため、この時期に無理をすると再発の可能性が高くなります。

多少からだを動かすことは回復に繋がるので、「気持ちいい」くらいの軽いストレッチは問題ありませんが、少しでも痛みや違和感が出たら控えるなど、調整をしましょう。

まとめ

ぎっくり腰にになったらまずは病院

 

本記事では、ぎっくり腰の治療期間と経過について説明しました。

通常のぎっくり腰は、約1ヶ月以内に自然完治することがほとんどなので心配はいりません。

しかし中には、骨や神経に関わる病気が潜んでいる場合もあるので、心配な方は早めに病院を受診し適切な診断・治療を受けましょう。

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